3:きのこに農薬!?欧米では発がん性物質として禁止される農薬が使用される | 化学物質過敏症 runのブログ

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もしあなたが「健康のために」と思って食べていたキノコが、健康にいいとは言えない農薬使用のものだったら、どう思いますか?

きのこに使用される、ベノミル剤とチアベンダゾール剤
発がん性のある農薬として指定されたチオべンダゾール
mushroom-389421_960_720またチオべンダゾールに関しても、動物実験の結果から成長阻害や、血液・肝臓への障害が発生するリスクが報告されています。

アメリカ環境保護庁からは”発がん性”のある農薬、環境ホルモンとして影響を及ぼす農薬として挙げられており、
日本でも東京都立衛生研究所の実験で、経口投与による胎児への奇形・骨格異常が認められています。
体重1kgのマウスに0.7~2.4gのベノミルを経口投与した結果、奇形と骨格異常が現れた報告がされているのです。
これらを日本ではまだ許可されており、
なおかつ様々な農産物に用いられているというのは一体どういうことなのでしょうか。

農薬を使う必要は少ないと思いたいが・・・実態は?

上記の農薬を使う必要は、菌類であるきのこ栽培において本来は少ないはずです。
消費者の私たちとしてはそう願いたいのが本音です。

適切な管理を怠らなければ、きのこ類にとって最適な環境さえ整えれば、恐らく雑菌による影響も受けずに済むはずなのです。

しかしそもそも適切な栽培方法で育てあげられたのかどうかは、ただスーパーマーケットにきのこを買いに出かけただけでは知ることができません。

海外でも無農薬でないきのこは「毒」であるとし、健康志向な人たちの間では、「避けるべきリスト」の中に入っています。
でも、日本ではそれほどきのこの危険性については取り上げられることはありませんし、情報も不足しています。
手に取ったきのこが安全かどうかは、わかりません。

わからないものを不安を感じて選ぶのではなく、
ですから、私達自身が自発的に、業者やスーパーに問い合わせをしたりして、自然な工程で作られた安全なキノコを選ぶ必要があります。

安全なキノコの選び方

もちろん全てのきのこが危険ということではありません。
中には善良な精神で安全性の高いきのこを生産される生産者も、一部おられることでしょう。
抗酸化物質もふんだんに含まれるきのこのパワーを活かすためにも、私たちはそのようなきのこを選ぶ必要があります。

では、安全なキノコを見つけるためにはどのようにしたら良いのでしょうか。
最後に、選ぶためのコツをご紹介していきます。

国産安全きのこ認証マークを見つけよう

有機野菜かどうかを確かめる指標として”有機JASマーク”の存在があるように、きのこにも安心できる指標が存在します。

それが「国産安全きのこ認証マーク」です。

これは原料からキノコの発生、収穫、消費者に届けられるまでの一連の工程を、第三者によって認証してもらう制度となっています。

農薬不使用のキノコを栽培するだけでなく、私達が口にするキノコへ成長する種菌から認証するのが特徴です。

この認証では、キノコに利用される資材そのもののチェックや重金属汚染がないかどうかのチェックも行なわれ、栽培から収穫へかけての衛生面も厳しくチェックされるものです。

そのため安全なキノコを選ぶ指標としては、ひとつ安心できるのではないかと考えています。

マークがあるからといって安全とは限りません。

ただしキノコを栽培する事業者そのものを認証する制度でもあるため、販売されるキノコひとつひとつに対して認証マークが付けられている訳ではないことに注意してください。

とはいえ、この認証を取った上で不正を行なう業者はいないと信じたいものですが、個々の製品に認証マークをつけていいかどうかは自己責任という所が少々怖いところですね。

そのため「国産安全きのこ認証マーク」がついていたら安全!オーケー!ということではなく、
これらの事業者の中でも、善良な精神を持っているところ、また生産から出荷までの工程を消費者にしっかり伝えている業者を選ぶことが、安全なキノコを選ぶポイントとなるのではないか?と考えています。

参考文献:国産安心きのこ認証:リーファス