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芳香柔軟剤・消臭剤で体調不良は化学物質過敏症だった
2017年11月30日  
 いま、人が最も気にするのはニオイだという。

「くさい」と言われるのは大きな恥辱で、若い女性だけでなく思春期の男子でさえ、ニオイには気を使う。

そのため芳香柔軟剤や制汗剤、消臭剤などが大人気だが、それが新たな「化学物質過敏症」(CS)を招いているという。

北里大学名誉教授でCS治療専門クリニック「そよ風クリニック」(東京・杉並)の宮田幹夫院長に聞いた。

「CS治療を希望する患者さんは2カ月待ち。それほどこの病気に悩む人は多いのです」

 2000年までは建材に含まれるホルムアルデヒドやトルエンなどで引き起こされるシックハウス症候群がマスコミをにぎわせたが、建築基準法改正で沈静化した。

その一方で、最近急増しているのが「臭害」対策によるCSだ。

NPO法人・日本消費者連盟が7~8月に2日間限定開設した「香害110番」にも200件を超える訴えが寄せられた。
「私の患者さんの中にも柔軟剤や香水などの香料が原因のCSは大勢います。60代のある女性は、隣にコインランドリーができて、乾燥機からの排気に含まれる柔軟剤の化学物質でCSを発症、頭痛や記憶障害などの症状に悩まされています」

■建材、農薬に続く第3のリスク

 CSとは、化学物質を取り込むことで喉や鼻の不調、頭痛やアレルギーの悪化、記憶力の低下などさまざまな症状を起こす病気のこと。

個々人の化学物質の許容量を超えると発症する。

診断・治療のできる専門医が少ないことから、「気のせい」と片付けられるケースも多い。

 この病気が厄介なのは、原因となる化学物質の種類が膨大で、特定するのが困難なこと。

一説には地球上には1億種類以上の化学物質があり、2・6秒に1つずつ増えているといわれている。