健康を守るために知ろう「イソシアネート」 | 化学物質過敏症 runのブログ

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健康を守るために知ろう「イソシアネート」
( 5年前の常識では もう生きられない)

NPO・VOC研(化学物質による大気汚染から健康を守る会)

身の回りを取り囲む病原性の毒性物質:
 病原性とは、ウイールスや黴菌にしか使わない言葉ですね。

でも、この頃そこらに溢れてきたこの化学物質はたやすく病気を起こすのですよ。
どんな症状?
イソシアネートは、急速に化学反応して、別なものに変わりますが、人に触れた化学反応では目や、皮膚や、呼吸器の炎症を起こします。
一般の化学物質に比べて、空気中にごくごく薄い濃度でも症状を起こします。

臭いを感じないうちに。
繰り返していると過敏になって、工場でのごく薄い規制値よりも更に薄いどんな濃度でも酷い症状を再発するようになります。

生命に危険なほどの喘息発作までも。

フィルター式のマスクでは防げなくて、ボンベに入ったきれいな空気を吸う式の呼吸器でなくては防げません。
呼吸器も冒されるので、酸素不足の症状にもなります。

頭がボーっとして、手足がうまく動かず、精神的にもおかしくなりますし、筋肉も痛むし、心臓や血管の動きも乱れます。発がん性もあるとみなされています。
 

どんな物質?
何処にでもある炭素、酸素、窒素という元素だけで出来ていて、1個の窒素・Nと1個の炭素・Cと1個の酸素・Oが繋がった一塊(イソシアネート基と呼ぶ塊)が付いている化合物をイソシアネートといいます。

イソシアネート基はいろいろな有機化合物*[1]に付くので、イソシアネートにはそれが付く有機化合物によっていろいろな種類があります。

例えば、トルエンに2つのイソシアネート基が付いたものはトルエンジイソシアネートといいます。
表2 ウレタン・イソシアネートを含む公開特許件数, 平成5年~平成23年2月


イソシアネート基が付いた単独の分子はイソシアネートのモノマー(単分子)と呼びますが、モノマーが多数繋がって(多分子)を作ります。

モノマーが他の分子を付け加えて繋がって、付加体のプレポリマーを作ることもあります。

プレポリマーや多分子はさらに大きく数十万個も繋がって、3次元的な塊の高分子の合成樹脂になります。

イソシアネート主体の合成樹脂はウレタンですが、イソシアネート単独でなく、高分子の一部として含む合成樹脂もいろいろ開発されています。

フェノール樹脂やエポキシ樹脂の中にも相当なイソシアネートを組み込んだものが少なくありません。
モノマーが高分子になる繋がり方で、違った性質になります。

弾力があって軟らかいタイヤや手袋にするゴム、丈夫で硬い機械部品、フワフワと泡だらけで断熱材やマットレスにする発泡スポンジ、細い繊維にしたり繊維に絡めて(起毛材)弾力ある布製品、伸び易くて貼り付き易い塗料や接着剤、などとして日用品、衣料品、家具、電気器具、医療・介護用品、建設・土木材、交通機器、などあらゆるところで応用されています。

道路や建築に使われるアスファルト[2]やコンクリート[3]にも種々な方法で使用されています。

表1