14:2005年3月 デンマークEPAの報告書多種化学物質過敏症 MCS | 化学物質過敏症 runのブログ

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・3.2 カナダの活動 

 1990年に環境過敏症に関するワークショップが開催された。MCSと精神医学的疾病への関連性に関するワークショップは1992年に開催された。

 カナダの専門家たちはMCSに関連する問題について、アメリカで行われたものに比べて、より広く議論を行った。彼等は、患者の身体的、社会的、及び経済的問題、及び、保健行政による治療システム、社会行政、職場へのMCSの影響について議論した。

 下記勧告が採択された。
MCS患者は、診断の準備としてよりも日々の生活機能に照らして評価されなくてはならない。 
MCS診断の基準は、a) 可能な possible、b) ありそうな probable、C) 大いにありそうな highly probable 、として確立されなくてはならない。 
 数年間、カナダの環境及び健康当局は、農薬の個人使用及び公共の場所での香気の使用を抑制するためのいくつかの防止措置を行った。

カナダ保健省は、被害者に対する社会的補償を可能とするために、他の2つの環境病とともにMCSを認知するよう試みた(第8章 参照)。

コメント

 MCSに関連して、アメリカでは焦点がもっと狭く診断の客観的なシステムに注がれているのに対して、カナダのシステムは総合的に社会的及び予防的側面を強調しているように見える。