-5【化学物質過敏症|判例|カビ取り剤・シロアリ駆除剤・クレオソート油】 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

6 厚生労働省の報告書|室内空気質健康影響研究会|法的責任判断の参考
シックハウス症候群などについて公的な調査・報告がありますので紹介します。
調査・報告の概要です。
<厚生労働省の報告書|室内空気質健康影響研究会>
平成16年2月27日
厚生労働省健康局生活衛生課
室内空気質健康影響研究会
報告書を公表した
7 厚生労働省|?シックハウス症候群|報告書
厚生労働省の報告書(前述)のうち『シックハウス症候群』の内容をまとめます。
<厚生労働省|?シックハウス症候群|報告書>
あ 用語の意味
医学的に確立した単一の疾患ではない
居住に由来する様々な健康障害の総称を意味する用語である
い 主な症状
ア 皮膚や眼,咽頭などの皮膚・ 粘膜刺激症状
イ 全身倦怠感,頭痛・頭重などの不定愁訴
う 発症関連因子
ア 化学物質
例;ホルムアルデヒドなど
イ カビ,ダニなど
え 室内濃度指針値
必ずしもシックハウス症候群を直ちに引き起こす閾値ではない
→診断に際しては総合的な検討が必要である
8 厚生労働省|化学物質過敏症|報告書
厚生労働省の報告書(前述)のうち『化学物質過敏症』の内容をまとめます。
<厚生労働省|化学物質過敏症|報告書>
あ 用語の意味
微量化学物質に反応し,非アレルギー性の過敏状態が発現する
→精神・身体症状を示すとされるもの
い 病態や発症機序
未解明な部分が多い
う 診断を受けた症例
中毒やアレルギーといった既存の疾病による患者が含まれている
え 対応・対策
ア 病態解明を進める
イ 感度や特異性に優れた臨床検査方法・診断基準を開発する
この報告書の内容には『一般的ではない』ものも含まれている,という指摘もあります。
いずれにしても,化学物質過敏症の法的責任追及プロセスでは参考情報として活用できます。