4,4’-ジイソシアナト-3,3’-ジメチルビフェニル | 化学物質過敏症 runのブログ

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4,4’-ジイソシアナト-3,3’-ジメチルビフェニル
作成日 2010年2月1日
改訂日     
3.組成及び成分情報    
化学物質    
化学名又は一般名    4,4’-ジイソシアナト-3,3’-ジメチルビフェニル
別名    3,3’‐ジメチル‐4,4’‐ビフェニレン=ジイソシアナート、(3,3'-Dimethyl-4,4'-biphenylene diisocyanate)、1‐イソシアナート‐4‐(4‐イソシアナート‐3‐メチル‐フェニル)‐2‐メチルベンゼン、(1-Isocyanato-4-(4-isocyanato-3-methyl-phenyl)-2-methylbenzene)
分子式 (分子量)    C16H12N2O2(264.28)
化学特性 (示性式又は構造式)    構造式
CAS番号    91-97-4
官報公示整理番号(化審法・安衛法)    (4)-33
分類に寄与する不純物及び安定化添加物    データなし
濃度又は濃度範囲    100%
     
4.応急措置    
吸入した場合    気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
皮膚に付着した場合    水と石鹸で洗うこと。
     皮膚刺激が生じた場合、医師の診断、手当てを受けること。
目に入った場合    水で数分間注意深く洗うこと。
     眼の刺激が持続する場合は、医師の診断、手当てを受けること。
飲み込んだ場合    口をすすぐこと。
     気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。
予想される急性症状及び遅発性症状    データなし
最も重要な兆候及び症状    データなし
応急措置をする者の保護    データなし
医師に対する特別注意事項    データなし
     
5.火災時の措置    
消火剤    水噴霧、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガス、乾燥砂類
使ってはならない消火剤    棒状放水
特有の危険有害性    熱、火花及び火炎で発火するおそれがある。
     激しく加熱すると燃焼する。
     火災時に刺激性、腐食性及び毒性のガスを発生するおそれがある。
特有の消火方法    危険でなければ火災区域から容器を移動する。
     安全に対処できるならば着火源を除去すること。
消火を行う者の保護    適切な空気呼吸器、防護服(耐熱性)を着用する。
     
6.漏出時の措置    
人体に対する注意事項、保護具および緊急措置    全ての着火源を取り除く。
     直ちに、全ての方向に適切な距離を漏洩区域として隔離する。
     関係者以外の立入りを禁止する。
     密閉された場所に立入る前に換気する。
環境に対する注意事項    環境中に放出してはならない。
回収・中和    漏洩物を掃き集めて空容器に回収し、後で廃棄処理する。
封じ込め及び浄化方法・機材    水で湿らせ、空気中のダストを減らし分散を防ぐ。
二次災害の防止策    すべての発火源を速やかに取除く(近傍での喫煙、火花や火炎の禁止)。
     プラスチックシートで覆いをし、散乱を防ぐ。
     
8.ばく露防止及び保護措置    
管理濃度    未設定
許容濃度 (ばく露限界値、生物学的ばく露指標)    
日本産衛学会    未設定(2008年度版)
ACGIH    未設定(2008年度版)
設備対策    この物質を貯蔵ないし取扱う作業場には洗眼器と安全シャワーを設置すること。
     作業場には全体換気装置、局所排気装置を設置すること。
保護具    
呼吸器の保護具    適切な呼吸器保護具を着用すること。
手の保護具    適切な保護手袋を着用すること。
眼の保護具    適切な眼の保護具を着用すること。
皮膚及び身体の保護具    適切な保護衣を着用すること。
衛生対策    取扱い後はよく手を洗うこと。
     
9.物理的及び化学的性質    
物理的状態    
形状    固体
色    データなし
臭い    データなし
pH    データなし
融点・凝固点    70℃ : NITE総合検索 (Access on June 2009)
沸点、初留点及び沸騰範囲    314℃ : NITE総合検索 (Access on June 2009)
引火点    214℃ : NITE総合検索 (Access on June 2009)
自然発火温度    データなし
燃焼性(固体、ガス)    データなし
爆発範囲    データなし
蒸気圧    0.01mmHg (93℃) (推定値) : NITE総合検索 (Access on June 2009)
蒸気密度    データなし
蒸発速度(酢酸ブチル=1)    データなし
比重(密度)    1.156 (水 = 1) (80℃): NITE総合検索 (Access on June 2009)
溶解度    水 : 1000000mg/L (25℃) (推定値) : NITE総合検索 (Access on June 2009)
オクタノール・水分配係数    データなし
分解温度    データなし
粘度    データなし
粉じん爆発下限濃度    データなし
最小発火エネルギー    データなし
体積抵抗率(導電率)    データなし
 
11.有害性情報    
急性毒性    
経口    データがないので分類できない。
経皮    データがないので分類できない。
吸入    吸入(ガス):    GHS定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。
     吸入(蒸気):    データがないので分類できない。
     吸入(粉じん):    データがないので分類できない。
皮膚腐食性・刺激性    データがないので分類できない。
眼に対する重篤な損傷・刺激性    データがないので分類できない。
呼吸器感作性又は皮膚感作性    呼吸器感作性:データがないので分類できない。

 なお、「イソシアネート類はヒトの呼吸器に感作性あり」(EHC 212 (1999))との記述があるが、本物質自体の情報は得られなかった。
     皮膚感作性:データがないので、分類できない。 なお、「Isocyanates」という包括名称で「Sensitization : Sen」(ACGIH-TLV/BEI(2006))との記述あり。
生殖細胞変異原性    データがないので分類できない。 なお、労働安全衛生法における既存化学物質変異原性点検結果に「強度の変異原性が認められる」(CHRIP(Access on October 2008))との記述があるが、in vivo試験のデータはない。
発がん性    主要な国際的評価機関による評価がなされておらず、データもないので分類できない。
生殖毒性    データがないので分類できない。
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)    データがないので分類できない。
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)    データがないので分類できない。
吸引性呼吸器有害性    データがないので分類できない。

13.廃棄上の注意    
残余廃棄物    廃棄の前に、可能な限り無害化、安定化及び中和等の処理を行って危険有害性のレベルを低い状態にする。
     廃棄においては、関連法規並びに地方自治体の基準に従うこと。
汚染容器及び包装    容器は清浄にしてリサイクルするか、関連法規並びに地方自治体の基準に従って適切な処分を行う。
     空容器を廃棄する場合は、内容物を完全に除去すること。
     
15.適用法令    
労働安全衛生法    変異原性が認められた既存化学物質(法第57条の5、労働基準局長通達)
化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)    新規指定化学物質(第1種)(平成20年11月21日公布、平成21年10月1日施行、PRTR:平成22年4月1日把握開始、平成23年4月1日届出開始)3・3’‐ジメチルビフェニル‐4・4’‐ジイル=ジイソシアネート(政令番号:1-228)