「VOC」、知らないと危ない! | 化学物質過敏症 runのブログ

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「シックハウス症候群」 「VOC」、知らないと危ない!
公開日: 2017/01/17 : 最終更新日:2017/05/02
注文住宅こだわりポイント 健康住宅 VOC シックハウス症候群 揮発性有機化合物 ホルムアルデヒド Fスター
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引越ししたら、目がチカチカする、鼻水が止まらない。
のどの乾燥、吐き気や頭痛、湿疹が出る…それはもしかすると「シックハウス症候群」かもしれません。
家の新築時だけでなく、リフォームやシロアリ防除をきっかけに発症することもある、この一連の症状。
原因は、一体何なのでしょうか。
健康に過ごせる家づくりのために必須の知識を簡単に解説します。

 

このコラムでわかること

「シックハウス症候群」の原因「VOC」ってなに?
気密性が高いと「シックハウス症候群」になる?
国のVOC対策はどうなっているのか
実は家具が危ない!
「シックハウス症候群」って、なに?
「シックハウス症候群」とは、建築材料などから発生する有害化学物質のせいで起きる、一連の健康被害をまとめていう言葉です。
具体的には、皮膚や目、のど、気道などの粘膜の刺激症状があげられます。
また、だるくなったりめまいがしたり、頭痛や吐き気が起きるなど「調子が悪くなる」ことも症状です。
また、「VOC」とはこの「シックハウス症候群」を引き起こす一連の有害化物質のことで、「揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)」のことを指します。
光化学スモッグなどの原因の一つでもあります。

「シックハウス症候群」は、10年ほど前には社会問題になるくらい多くの被害がありました。
そのため、このVOCを規制する法改正などが進んだという経緯があります。

当時に被害が拡大した理由のひとつは、住宅の性能が向上し気密性が高まったことにあります。
それまでは、良く言えば自然に換気ができる家、悪く言えば隙間だらけの家がほとんどでした。
しかし、気密性を高くすれば冬場には暖めた空気、夏場には冷やした空気が外に流れ出ずに済みます。
快適さを求めて家づくりを改良した結果、家の気密性が非常に高まってきたのです。

一方で、当時は換気についてそれほど注意が払われていませんでした。
家の内部にこもった空気が換気されなければ人間の呼吸などで汚れるのはもちろん、困ったことに建材から揮発したVOC濃度が高まってしまいます。
その結果、シックハウス症候群を発症する人が大勢出てしまったのです。