・欧米の食料品コーナーであつかわれるオーガニック食品
・ 野菜や果物ほぼ全種
・ ドライフルーツやドライベジタブル
・ 肉類各種(牛、豚、鶏、ターキーなどの丸ごと、または部位ごと)
・ 瓶詰め缶詰食品
・ 糖類(砂糖、ブラウンシュガー、蜂蜜、メープルシロップなど)
・ 塩、ビネガー多種(アップル、赤ワイン、白ワイン、ラズベリーなど)など一般調味料やソース
・ 棚一面を覆い尽くす何十種類のもの小瓶や子袋入り乾燥ハーブ
・ 穀物(小麦粉・全粒粉などの粉類、とうもろこし粉など)
・ スイーツ(クッキー、チョコレート、グラハムバー、チョコレートバー、チップス、その他いろいろ)
・ パッケージ入り加工食品
・ 乳製品各種(チーズ、ミルク、ヨーグルトなど)
・ 飲み物など(コーヒー、ココア、紅茶、緑茶、ハーブティー)
・ TOFU(現地工場で作られた豆腐)
といったように、食料品売り場にあるほぼ全ての品目の細かな種類中、1~2種はオーガニックのものが含まれています。
しかも特に高額というわけでなく、ほとんどが1ドルぐらい(約120円)かそれ以下の差で、ほんの少し高めな程度です。
そのくらい当たり前に流通できるほど、オーガニック製品は日常的に多くの人に購入されています。
消費者からのニーズが大きいからこそオーガニック製品が広まるという仕組みがそこにはあります。
つまりオーガニック食品でないもののリスク、農薬や保存料についてよく理解している人が欧米にはたくさんいるのです。
アメリカで非オーガニックや添加物が入ったケミカルな食品を食べている人は、ほぼ貧困層。
が、その半面、そうでない人ももちろん多くいます。
例えば経済的に低価格でしか食品を買えない人。
貧しいなどの理由で教育があまり受けられない人。
そういった人は下記のような安価な食品を買って過ごしています。
栄養や食品に関する知識に乏しく、安価でカロリーがあるだけの栄養価の低い加工食品。
アメリカらしく広い畑に飛行機で農薬がたっぷり撒かれて育った野菜や果物。
カラフルな着色料と保存料添加物が大量に含まれ見映えと価格面で魅力的な品。
富裕層や一定レベル以上の生活レベルの方はオーガニックを当たり前に選択していますが、
貧しい人はそうにもいかずジャンクフードに手を出しています。
つまり極端に二極化しているわけです。
選択者の意識と知識、経済状況によって大きく人々の食生活は異なっているといえます。
しかし、少なくとも入手のしやすさ、手に入るオーガニック製品の品数の豊富さには、日本での現状を見慣れた人なら驚くかもしれません。
さらに健康と環境に関心の高いヨーロッパ圏なら、このような傾向はさらに顕著です。