・OSHAの関連指令(要約)の概要(指令ナンバー:CPL 03-00-017)
イソシアネートへの職業性ばく露の職場健康問題について、OSHAの方策に焦点を合わせるために開発された。
本指令は、イソシアネートへの職業性ばく露に伴う深刻な健康への影響について、事業主、労働者及び医療専門家の認識を高めるために、行制のある部分と自主的活動を促す部分の双方を兼ね備えている。
イソシアネートへの職業性ばく露の健康影響は、職業性喘息、皮膚(皮膚炎)と粘膜(眼、鼻腔、咽頭)の刺激、過敏性肺炎、胸部圧迫感がある。
イソシアネート、さらに、潜在的にヒトへの発がん性物質として分類され、また動物にがんを引き起こすことが知られている、化合物も含む。
多くの産業と職業に従事する労働者が、作業関連の喘息に関連することが知られている多数のイソシアネートのうち少なくともひとつの物質に、ばく露されて、米国内のすべての成人の発症喘息事例の少なくとも15%が職業的な要因と関連している。
職業性喘息は、胸部圧迫感、喘鳴、咳と息切れを含む断続的な呼吸困難を特徴とする病気である。
それは、しばしば重篤となり、時には致命的である。
イソシアネートへのばく露の可能性のある仕事として、塗装、発泡断熱材の吹き抜けやポリウレタンフォーム、断熱材、表面コーティング、自動車のシート、家具、フォーム・マットレス(foam mattresses)、アンダーカーペット・パッド(under-carpet padding)、包装材料、靴、積層織物(laminated fabrics)、ポリウレタンゴム、接着剤等の多くのポリウレタン製品の製造や熱劣化作業(thermal degradation)がある。
本指令は、複数の業種を対象として、イソシアネートへの吸入、皮膚及び他の経路での職業性ばく露を評価することに焦点を合わせることとしては、サイト選定システム(site selection system)について規定している。本指令は、特にイソシアネートへの職業性ばく露を扱うすべての地域や地方重点を対象にしたプログラムに置き換わる。
重要な変更
本指令は、労働安全衛生当局による新しいイニシアチブを示している。