・残留農薬量ランキング:ワースト10
このランキングは、米農務省とFDA(食品医薬品局)による調査データ(消費量の多い野菜・果物を対象)から作成されています。
調査条件:
各野菜・果物は洗って皮をむいた状態で行う。
ランキング作成の基準:
1.殺虫剤が検出された比率
2.2種以上の殺虫剤が検出された比率
3.1つのサンプルから検出された殺虫剤の平均数
4.検出された殺虫剤の平均量
5.1つのサンプルから検出された殺虫剤の最大数
6.検出された殺虫剤の総数
1位:いちご
EWGの調査対象の中で最も残留農薬数が多く、17種類の農薬が検出されました。
検出されたのは17種類ですが、実際に使用されている農薬は60種類以上。
イチゴにかけられる農薬散布回数は65回。多くの国内食材に残留農薬が含まれていることが明らかに。私たちは今何を選ぶべきか。
2位:りんご
アメリカで残留農薬ワースト2位にあがるりんご。
化学肥料、殺虫剤などが多用されます。
日本の農薬使用基準は、アメリカに比べて2倍。
3位:ネクタリン
ネクタリンも化学肥料、殺虫剤などが多用されるため、必然的に残留農薬量も上がります。
アメリカ農務省の調査(2015)でもサンプルの97%から残留農薬が検出されました。
4位:桃
温かい時期に旬を迎える桃も、害虫がつきやすく、大量に農薬を使用しています。
5位:セロリ
4位までは、甘く、柔らかいため害虫に狙われやすい「果物」があがっていましたが、ここで野菜が登場。
セロリは栽培にかかる期間が長く、また害虫に弱いので、他の野菜よりも農薬が多く使用されます。
特に葉の部分に農薬が残留している場合が多いです。
6位:ブドウ
ぶどうは病気にかかりやすく、病気を防ぐために農薬が使用されます。
ぶどうの収穫過程では数十種類の農薬を使用。
その分残留農薬も増えます。
7位:さくらんぼ
さくらんぼの害虫「ミバエ」は、さくらんぼの実に卵を産みつけます。
その幼虫がさくらんぼを食い荒らすのを守るため、大量の農薬が使われます。
8位:ほうれん草
害虫に弱いほうれん草。
殺虫剤が沢山まかれます。
9位:トマト
残留農薬のカテゴリーでは9位のトマト。
「使用される農薬とその残留量による発がん性」では1位を獲得する野菜です。
10位:パプリカ(ピーマン)