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安息香酸ナトリウムの毒性・危険性
[保存料]
安息香酸ナトリウムは食品の腐敗を防ぐための防腐剤として使われ、細菌やカビといった微生物の繁殖を抑える力がありますが、その反面非常に強い毒性を持っています。
最初に結論を言いますと安息香酸ナトリウムはもっとも避けるべき危険な食品添加物の一つです。
商品パッケージでの表記では「安息香酸Na」と表記される(安息香酸Naは、安息香酸にNa=ナトリウムを結合させたもの)
危険性
安息香酸ナトリウムは食品添加物の中でも危険な部類に属します。
動物実験より
モルモットの餌に安息香酸ナトリウムをそれぞれ2%~5%の比率で加え約1ヶ月与えた。
5%では
実験中に尿失禁、痙攣などの過敏な反応を起こしてすべてのモルモットが死亡。
2%では
体重が減り、あきらかなる食欲低下が起こった。
次に犬に対する実験では、
安息香酸ナトリウムを体重1kgに対して1g以上混ぜ250日間与えたところ
運動失調、癲癇、痙攣など発症し、同じく死亡した。
これらからわかるようにかなりの強い毒性を持つのか感覚的にわかると思う。
猛毒「ベンゼン」に変わる
安息香酸ナトリウムはビタミンCとの科学反応を起こし発がん性物質であるベンゼンに変わります。
また骨髄の造血幹細胞のDNA及びRNAの働きに支障をきし、白血病を誘発するリスクが非常に高くなることがわかっています。
(白血病に関しては19世紀末からその可能性が考えられておりベンゼンを扱う会社の従業員の白血病による死亡者は、一般人の5倍にのぼったそうです。
なかでも、慢性骨髄性白血病が一般人の10倍だったそうです。)
もちろん一般の食品には5%も含有されていません。
またジュースや栄養ドリンクに関しては、安息香酸Naの使用量は最大で0.06%のようです。
しかし使用基準があるとはいえ、それだけ毒性の強さを認識しているのに使い続けている業者。そしてそれを国が認めていることが問題です。
食べ合わせ、飲み合わせのリスク
例えば栄養ドリンクと市販のお茶(酸化防止剤としてビタミンCが添加)一緒に飲んだ場合
「胃で科学反応を起こしてベンゼンを生成する可能性が高い」のでは。。。
恐らくこれは実験されたケースがないため実際のところはわからない。
回収騒動について
2006年3月に、イギリスで安息香酸(安息香酸Naは、安息香酸にNa=ナトリウムを結合させたもの)と酸味料、及び酸化防止剤のアスコルビン酸(ビタミンC)の両方が添加された清涼飲料水からベンゼンが検出され、回収騒動が起きた。
「これを機に、日本の清涼飲料水を消費者連盟が調査したところ、ある清涼飲料からは1リットル当たり1.7μg(μ=100万分の1)のベンゼンが検出され、ある絶倫系飲料からは7.4μgが検出された。
添加されている安息香酸Naとアスコルビン酸(ビタミンC)が反応したものと考えられます」
厚生労働省は同年5月、国内で流通する安息香酸とアスコルビン酸(ビタミンC)が添加されている清涼飲料水のベンゼンを分析調査した結果、31銘柄のうち、1銘柄から日本の水道水の基準値およびWHOの飲料水ガイドライン値(10ppb)を超えるベンゼンが検出された。
その製品に対して、自主回収と成分の見直しを要請している。
安息香酸ナトリウムが使用されている商品
確認した商品
栄養ドリンク
リポビタンD
リポビタンDファイン
チオビタドリンク
アリナミンV
アリナミンゼロ
ファンテユンケル
新グロモント
エスカップ
アルフェ
リゲイン
眠眠打破
レッドブル
burn
monster
ジュース
ペプシネックス
ファンタグレープ
BOSSグリーン
カルピス乳酸アミール
ヘルシア系
三ツ矢サイダーPLUS