新築じゃなくてもシックハウス? 5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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身の回りや体内から化学物質をとり除く
体に取り込んでしまった化学物質を排出する経路は主として呼吸・便・そして尿や汗の3つ。

有害物質を解毒して、体外に排出しやすい体をつくることが大切です。

脂溶性のものは脂肪に蓄積しやすいので、脂肪を減らせばそこに溜まっていた化学物質を排出することができます。

汗をかくことも大事です。

運動や入浴で自律神経を刺激することは、汗とともに有害物質を排出しやすい体づくりに役立ちます。

排出された化学物質が皮膚を刺激しないよう、汗の処理も忘れずに。

食事やストレスを見直してバランスの良い生活を

シックハウス症候群の患者さんは、有害物質を解毒するためビタミンやミネラルをより多く消費するので、これらが不足に陥っているケースが多くみられます。

専門外来では、解毒酵素の働きが悪い人や、解毒をサポートするミネラルやビタミンB群が欠乏している人には、点滴治療を行う場合もあります。
食事による対策としては、有害物質を吸着して体内への吸収を抑制させる食物繊維や、解毒を補助するビタミン、ミネラルを摂ること。

脂溶性の物質を水溶性に変えて代謝するのは肝臓の働きなので、肝臓を助ける栄養や生活スタイルを心がけることも大事です。

また、精神的なストレスは免疫系や神経系に負担をかけ、働きを低下させます。

十分な休養をとり、自分に合った方法で上手に気分転換をはかりましょう。

生活のリズムを整え、傷や腫瘍の治りを良くするメラトニンというホルモンは、毎日決まった時間に真っ暗な部屋で眠ることで分泌が促されます。

規則正しい生活をして、質の良い眠りを確保しましょう。
アトピーやアレルギー症状の悪化をくい止めるためにも、化学物質に対する対策は欠かせません。

有害物質に対する感受性があるということは、健康に生きるためのセンサーを持っているということ。

シックハウス対策と治療を重ねていけば、症状の出にくい体になっていきますから、体の内外のできるところから環境を改善していきましょう。

アトピー性皮膚炎=シックハウス症候群、ということではありませんが、その原因を考えると、関わりは大きいと考えられます。

花粉症も、日光街道を境に花粉が飛ぶ山の方より、反対側の街に患者が多いことから、街道を花粉が越える際の排ガスとの関係が疑われています。

アトピー性皮膚炎を克服していくためには、化学物質の問題を考えていくことは大切と言えるでしょう。