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化粧品でかぶれる!防腐剤によるアレルギー反応とは
2014年6月28日 8時15分
スキンケア大学
化粧品をつけてすぐに皮膚が赤くなったり、発疹ができると「化粧品にかぶれたのかも…」と気がつくことがあります。
長い間、問題なく使っていたのにある日突然、あわなくなったり、皮膚がつっぱって、何かつけないといつもカサカサになってしまう…それも化粧品かぶれです。
化粧品にもアレルギーをおこす成分があります。
化粧かぶれや乾燥肌のご相談は、アトピーと同じくらい、たくさん寄せられます。
生活習慣や食事によるものもありますが、化粧品が原因と思われるケースが多く、中でも防腐剤が関わっています。
今お使いの化粧品にパラべン、フェノキシエタノール、1-3ブチレングリコールなどの防腐剤が入っていませんか?化学物質をすべて否定するつもりはありませんが、化学物質は皮膚にやさしいものではありません。
しかし、化粧品をつけている顔だけが、つっぱったり、敏感になったりするのであれば、使用している化粧品のなかに原因物質があると考えるべきです。
なぜ防腐剤で皮膚がかぶれてしまうのか?
化粧品によるかぶれが起きると、多くの人が「体調やストレスが原因」「加齢によるもの」と思い込んでいますが、パラべン、フェノキシエタノール、1-3ブチレングリコールなどの化学物質によって、皮膚が敏感になる化学物質過敏症という症状なのです。
「体調やストレスが原因」であれば、原因を取り除けば、かゆみも赤いプツプツも解消するはずですし、「加齢によるもの」であれば、胸元や二の腕の内側の柔らかいところも同じようにカサカサの肌のはずですよね。
乳化剤や防腐剤は紫外線が皮膚の細胞に吸収されると、活性酸素が細胞に発生します。皮膚が敏感になり、シミの原因であるメラニンの生成を促進し、メラニン色素を沈着させます。
また、これらの防腐剤は、化粧品を腐らせないという目的のために使われるのですが、「化粧品かぶれ」を招いてしまうことがあります。
医学的には「接触性皮膚炎」といいます。
そして化粧品によるかぶれは「遅延性のかぶれ」といい、血液検査をするとIgE抗体が上がっていることが多いのです。
もし、化粧品でかぶれてしまった時は
1-3ブチレングリコールは、無添加とか、自然化粧品をうたう化粧品にもよく使われています。
きっと、「フェノキシエタノールも1-3ブチレングリコールも旧指定成分ではありませんから、危ない旧指定成分は使っていませんので無添加です。」ということで、無添加、自然派、をうたっているのでしょう。
そういう化粧品を使って万が一にも、かぶれてしまったらどうしたらいいのでしょうか?まず、原因と思われる今まで使っていた化粧品をすべて止めること、スキンケアもメークアップもです。
なにもつけない、何も塗らないで、ひたすら水だけで洗顔することをオススメします。
皮膚は28日でターンオーバーしますから、自分の自然治癒力を信じて余計な刺激をあたえずに、気になっても、かゆくてもさわらず新陳代謝をまちましょう。
それが化粧かぶれをこじらせない回復への近道です。
炎症やかゆみが気になって、ついさわったり、隠すためのファンデーションが厚くなったりしますが、化粧かぶれは、こじらせると何ヶ月もかかってしまうことがありますので、くれぐれも慎重に、1~3日くらいで腫れや発赤などが引いてきたら、皮膚の細胞間脂質に近いもの、たとえばスクワランなどで、皮膚の保護を助けます。
でも、美しくなるはずの化粧品でシミやかぶれをおこすなんて、なんだか悲しいですよね。