“におい”シンポ 報告 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出展:ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
http://kokumin-kaigi.org/
・“におい”シンポ 報告
香料被害者たちの高まる声を受け、国民会議では、シンポジウム『においブームの落とし穴 香料や柔軟剤、広がる“香害”の原因はどこに?』を開催。

香料に含まれる化学物質の危険性や被害者の深刻な現実を知ることが
できました。

“におい”シンポを開催して
 若い女性に人気があるアロマ、洗濯洗剤と一緒に使う柔軟剤など、最近のにおいブームは過熱し、何にでも香りを添加する傾向がエスカレートしています。

2016年3月12日に東京・神田で開催されたシンポジウム『においブームの落とし穴 香料や柔軟剤、広がる“香害”の原因はどこに?』には90人を超える参加者があり、盛況な集会となりました。

床に座る人、立ったままの人、長野県や京都から駆けつけた人もいて、香料や柔軟剤のにおいが多くの人にとって耐え難い問題となっている現状が感じられました。このシンポはこうした被害者たちの高まる声を受けて開催されたものです。
 香料・柔軟剤などによる健康被害は年々深刻になっており、2013年、国民生活センターが調査した柔軟剤被害(事故事例報告件数)の数は450件を超え、その他にアロマなどの被害を合わせると相当の数に上りました。

しかし、今のところ、原因物質が特定されたわけでもなく、具体的対策もなされていません。

シンポ講演と被害者報告
 シンポジウムでは、まず第一番目の演者、元国立環境研究所の安原先生に、基本的なにおいと化学物質についてのお話を伺いました。

同じにおいでも心地よいと感じる人がいる一方で、苦しいと感じる人が存在します。

香料成分によっては、快適なにおいと感じられるものであっても、人体に有害なこともあり、一方で、悪臭物質のように不快なにおいでも有害とは言えない香料被害者たちの高まる声を受け、国民会議では、シンポジウム『においブームの落とし穴 香料や柔軟剤、広がる“香害”の原因はどこに?』を開催。

香料に含まれる化学物質の危険性や被害者の深刻な現実を知ることができました。

活用品に含まれるマイクロカプセルの素材、添加物などにも利用されています。

柔軟剤などの香りを閉じ込めるアロマカプセルの壁材、その他の合成樹脂の徐放剤、架橋剤などとしても使用されています(特許に記載)。
 そもそも香料は何十、何百種類の人工化学物質の塊であるため、複合化学物質による影響が問題となりますが、それ以外にも、近年の被害者激増の背景には、新しい化学物質の問題が想定されます。

最近では、“はじけるアロマの香り”、“いつまでも持続する香り”など、若者を惹きつけるキャッチフレーズでにおい製品が宣伝されていますが、その中に猛毒イソシアネート含まれている可能性が今回の報告で示唆されました。もし、柔軟剤などの製品中アロマカプセルが弾けて香りが飛び出すのと同時に、合成樹脂成分からイソシアネートという猛毒物質が飛び散り、におい被害者を苦しめていることが事実であるとすれば、それは大問題です。
 通常こうした原因究明には長い時間がかかりますので、まずは地方自治体や市民団体などで香料使用自粛を求める運動を一歩ずつ進め、一方で、私ども団体も、専門家を巻き込み新しいにおい被害原因の解明に向けて、みなさんとご一緒に取り組んでいければと思います。 (理事 水野玲子)

runより:イソシアネートの説明が続くのですがあえて次の記事に別ける事にしました。

イソシアネートの怖さを強調する為です((。´・ω・)。´_ _))ペコ