「免疫力の低下」と「免疫力の異常」の違い | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

http://www.skincare-univ.com/article/011016/
「免疫力の低下」と「免疫力の異常」の違い
更新日:2016/05/18
免疫力の低下・異常
「免疫力の低下」と「免疫力の異常」では、大きな違いがあります。

いったい何が違うのでしょうか。

それぞれのメカニズムと、免疫力の「低下」「異常」によって起こる病気について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。
堺浩之先生
この記事の監修ドクター


さかい医院 院長  堺浩之先生

よく、「免疫力が低下すると病気になりやすい」と言いますが、厳密にいうと「免疫力の低下」と「免疫力の異常」では、そのメカニズムが大きく異なります。

どのような違いがあるのか、以下で解説します。

免疫力の「低下と異常」はどこが違うの?

免疫細胞といえば、NK(ナチュラルキラー)細胞、マクロファージ、ヘルパーT細胞、キラーT細胞などの名前をよく聞きますが、「免疫力の低下」と「免疫力の異常」の違いに大きく影響してくるのは、これらの免疫細胞から作られる「サイトカイン」という物質の働きです。

サイトカインとは免疫システムの細胞から作り出される微量タンパク質の総称で、インターフェロン、インターロイキン、リンフォカインなど生産される場所や役目によって多くの種類があります。

免疫システムにおけるサイトカインは、免疫システムに関与する細胞によって作り出され、主に免疫システムの情報伝達の役目を担います。

サイトカインの出す指令の種類によって、免疫作用は大きく以下3つに分けられます。

1.誘導作用…免疫細胞に対し、なにが体に害を与える外敵かを学ぶよう促す

2.抗原作用…免疫細胞が外敵を正しく認識したら、攻撃を仕掛けるよう促す

3.抑制作用…免疫細胞が外敵を撃退したら攻撃を止め、次の外敵の侵入に備えるよう促す

この3つがバランスよく保たれていることで免疫システムは正常に機能しますが、なんらかの原因によって免疫力の低下や異常が起こり、このバランスが崩れると、病気が発症します。

その中でも、1の誘導作用と2の抗原作用の機能が弱まるのが「免疫力の低下」、3の抑制作用の機能が弱まるのが「免疫力の異常」と区別されています。

免疫力の低下による病気

誘導作用が弱まると免疫細胞が外敵を見落としてしまったり、抗原作用が弱まると免疫細胞による外敵への攻撃が遅くなったりして、以下のような病気のリスクが高まります。

・末期がん

・慢性疲労症候群

・腎臓病、肝炎、心臓病、糖尿病などの生活習慣病

・慢性リンパ性白血病

・インフルエンザ、結核、エイズなどの感染症など

例えば、体内では毎日5000個の不良細胞(がん細胞)が生まれているといわれますが、通常であれば免疫細胞が素早く見つけて撃退します。

ところが免疫力が低下すると、がん細胞を見つけることができずに増殖させてしまい、がんの発症のリスクが高まってしまうのです。


免疫力の異常による病気

免疫細胞の働きを抑制する作用が弱まると、外敵ではない自分自身の細胞をいつまでも攻撃し続けて傷つけてしまうといった現象が起こります。

これによって、以下のような病気のリスクが高まります。

・関節リウマチ、全身エリテマトーデスなどの自己免疫疾患

・クローン病など

例えば関節リウマチの場合、自身が持つ免疫グロブリンを外敵と間違えて抗体を作り、攻撃してしまい、その結果、自分の関節や軟骨が破壊され、関節の変形や痛みをもたらす病気です。

また、難病のひとつである全身性エリテマトーデスは、自分の細胞のDNAなどに対して免疫反応が起こってしまい、その結果、皮膚の紅斑や腎臓障害などが起こります。


runより:免疫異常の為取り上げた記事ですが免疫が己の身体を傷つけてしまいます。

私は免疫異常がとても強いので攻撃力を減らす為に免疫を下げています。

症状が出た時の破壊力が物凄いので下げていますが正常値以下にはしません。

化学物質過敏症の場合むやみに免疫を上げると酷い目に遭いますが上げる必要がある人の方が多数なので血液検査で調べてみるのが良いと思います。