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体に取り込んだ有害物質による病気は、あなただけでなく、子どもや子孫へ受け継がれる!「継世代毒性」の真実。
2016/7/30

 投稿者: 宮本知明
生きているだけで毒にさらされる私たち


IN YOUライターたちが各々の視点で書いている通り、現代は毒にまみれています。

食事を始め、スマートフォンをはじめとした電磁波、夏に多くなる光化学スモッグなどの大気汚染、私たちの生活排水による水質汚染が私たちだけでなく、動物たち、植物たち、そして地球に影響を与えています。


化学物質は、3000万種存在

化学物質は、3000万種存在し、その中で天然と合成と仕分けされます。
そのうち合成品は10万種存在し、9万種が未だに安全性確認が曖昧なもの、急性毒性がなくても慢性的に摂取して起こる慢性毒性の可能性は否定できないのです。そんな時代にいる私たちが、地球規模から人間の間まで、今後より一層注意しなければならないことをお伝えいたします。

プラスチックごみ、洗顔のスクラブ、歯磨き粉でできた

ビーズマイクロプラスチック

大きさが五ミリ以下の微細プラスチックを「マイクロプラスチック」と呼びます。

レジ袋などのプラスチックごみが紫外線や波で砕かれたもの、洗顔のスクラブ、歯磨き粉のビーズもこれに含まれます。
世界中から海に流れ出るプラスチックの量は、推計最大1300万トンと言われており、特に東京湾をはじめ日本周辺の多くの海域で浮遊していることが確認されています。

九州大学の東アジア海洋大気環境研究センターのグループは、去年7月から9月にかけて日本の近海の合わせて56か所で海水を採取し、その中に含まれるマイクロプラスチックの密度を調べました。
その結果、欧米の研究チームが世界各地で調査した合わせて680か所の平均と比べて27倍高いことが分かりました。


マクロプラスチックがもたらす人体への影響

溶けたポリ塩化ビフェニルやダイオキシンは毒性が高く、蓄積しやすく、発癌性もある。

このマイクロプラスチックは、環境の問題だけではなく人体への影響もあります。
海に漂っているマイクロプラスチックは、油に溶けやすい有害化学物質を吸着させる特徴があり100倍に濃縮させるという研究結果も出ています。

特に海に溶けたポリ塩化ビフェニル(PCB)、ダイオキシン類(DDT)が吸着しやすく、これらは生体に対する毒性が高く、脂肪組織に蓄積しやすく、発癌性があり、また皮膚障害、内臓障害、ホルモン異常を引き起こすことが分かっています。
マイクロプラスチックを食べた魚を私たちは食べている可能性が高いのです。

特に日本の海域は、マイクロプラスチック濃度が高いため安心できなくなっているのです。
2050年には、海の中で、魚よりもプラスチックの方が多くなると言われています。


化学物質による生殖異常

異常精子をもつ男性の8割がカップ麺とハンバーガーを常食

不妊症の原因の半分は男性にあります。

1998年に日本不妊学会で森本義晴医師が研究発表をしました。
不妊外来以外の健康な男性60人平均年齢21歳の精子の調査を行った結果、60人のうち正常だったのはたったの2人でした。

彼らの食生活を調べてみたところ、8割の人がカップ麺とハンバーガーを常食していました。

ハンバーガーの45%は脂肪です。

ダイオキシン類は油に溶けやすいので、それが精巣に蓄積され、精子に異常が生まれたのだと考えられます。

上記のマイクロプラスチックや寒冷地方で漁獲された魚は脂肪を蓄えていることが多いので、その脂肪の中にも海に溶けたダイオキシン類が蓄積していると言われています。今では、外食やトランス脂肪酸の多いジャンクフードだけが、原因ではなくなってきているのです。

胎児生育異常

妊娠が分かってから有害化学物質に気をつけていては遅すぎる


女性が妊娠を知る時期は、個人差はありますが3〜8週齢と言われています。
胎児の催奇形性は妊娠4-15週ごろまでの期間は注意が必要になってきます。

特に重要な臓器が発生する器官形成期である4〜7週を「絶対過敏期」と呼び、8〜15週は過敏性は低下しますが注意が必要です。
また、薬剤師の世界では、使用できる薬に注意が必要になる期間でもあります。

妊娠がわかる時期と「絶対過敏期」が重なっていることで、妊娠が分かってから有害化学物質に気をつけていては遅すぎるのです。
妊娠する前からの妊活中に、有害化学物質の体内蓄積率を下げることができるかが、これから示すさらに恐ろしい状況を回避することになるのです。