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<防水スプレー>吸い込むと肺機能に支障 注意呼びかけ
毎日新聞 10月2日(日)11時16分配信

服や靴に吹きかける「防水スプレー」を吸い込んで呼吸困難などに陥る事故が増えている。

入院するケースもあり、東京都消費生活総合センターは使用時の換気など、正しい方法で使うように注意を呼びかけている。

 防水スプレーは服や靴に吹きかけ、雨水などを弾く「はっ水効果」で保護する製品。同センターに入った相談によると今年5月、東京都内の20代女性が靴店で防水スプレーを購入。

自宅マンションで数足の靴に吹きかけたところ、数時間後に高熱が出て呼吸困難になった。

翌日、医療機関で過敏性肺炎と診断されて9日間入院。酸素吸入や肺洗浄などの治療を受けたという。

2014年には、50代男性が化学性肺炎で全治4週間と診断された事例もあった。

 公益財団法人日本中毒情報センターによると、防水スプレーには細かい粒子の樹脂が含まれている。吸い込むと樹脂が肺に付着し、肺のガス交換機能に支障が出ることで呼吸困難などを引き起こすと考えられている。

 防水スプレーの事故は1992~94年ごろに多発。

このため、粒子を大きくするなど吸い込みにくいように製品が改良された。

しかし、主に衣類用だった防水スプレーの用途が近年、靴、カバンと広がったことを受けてここ数年、事故が増加。

96年以降、年間10~20件程度で推移していた事故件数は、13年度は45件、14年度で42件にのぼっている。

 また、国民生活センターによると、防水スプレーだけでなく、紫外線カットをうたう衣類用コーティングスプレーでも同様の中毒事故が発生したことがある。

 健康な成人でも入院する例があり、都消費生活総合センターは、使用時にはマスクを着用し、屋外など風通しの良い場所で風向きに注意して吸い込まないよう呼びかけている。【大迫麻記子】