大学生の住まいにおける室内空気汚染と生活行動に関する研究 | 化学物質過敏症 runのブログ

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大学生の住まいにおける室内空気汚染と生活行動に関する研究


研究課題

研究課題/領域番号
24700793

研究種目

若手研究(B)
 

研究分野
生活科学一般 

研究機関
近畿大学


研究代表者

萬羽 郁子  近畿大学, 医学部, 助教 (20465470)
 

研究期間 (年度)
2012-04-01 ? 2015-03-31(予定) 

研究概要

シックハウス症候群への対策として建築基準法が改正されたが、居住者が室内に持ち込む家具や住まい方が原因で室内空気質が清浄に保たれにくくなることが懸念されている。

これまでも、室内空気汚染や化学物質濃度に関する実態調査は多く行われてきたが、家具や生活用品の持ち込み、生活行動との関連性については明らかになっていないことも多い。

特に大学生を対象とした研究報告は少ない。室内空気汚染の原因として、居住者自身による家具や生活用品の持ち込み、生活行動が懸念されていることから、大学入学を機に一人暮らしを始める者も多い大学生を対象に、シックハウス症候群、化学物質過敏症などの健康状態や室内空気質の実態把握を行う。また、室内空気汚染の発生源や、生活行動、知識との関連性について明らかにすることを目的とする。
平成24年度は、①既往研究の整理および情報収集、②予備調査の実施と結果の解析、③本調査に向けて研究実施計画の見直しや準備を進めた。
平成25年度以降は、大学生を対象とした質問紙調査および実測調査を実施する。
 

現在までの達成度 (区分)

現在までの達成度 (区分)

おおむね順調に進展している

理由

平成24年度中に行った既往研究の整理および情報収集、予備調査の結果から、本調査の計画について見直しを行ったが、使用器具の準備、調査票の作成、倫理申請等、平成25年度夏期からの調査実施にあたり準備をほぼ整えることができた。
 

今後の研究の推進方策

交付申請書の計画通り、質問紙および実測調査を行う予定である。

調査の対象は、大学生を中心に、短期大学部、大学院、専門学校等の学生の住まいで、大学生のシックハウス症候群に関する自覚症状と住環境、生活行動、化学物質への過敏性等との関連性について明らかにするため質問紙調査を行なった後、室内空気汚染状況の実態把握および室内空気汚染の発生源や影響要因について検討するための実測調査を実施する予定である。これらの調査で使用する器具、調査票の準備は平成24年度中に行っており、調査の遂行は平成25年度初夏からを予定している。

また、研究成果は適宜学会等での発表及び学術雑誌への論文投稿準備を進める予定である。
 

次年度の研究費の使用計画

計画通りに実施する予定である。

質問紙調査および室内空気質の実測調査の実施にかかる交通費、被験者謝金、分析委託費、消耗品等や、学会発表等の旅費や発表登録費および参加費等を予定している。