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実はスメハラ?「香る柔軟剤」による深刻な健康被害にご注意
2013/10/23 17:00 by 川口沙織 |
健康・病気, 家事, 臭い
お洗濯のときに、衣類をソフトに仕上げるための“柔軟仕上げ剤”。
数年前からは、海外製品の影響を受け、香りの強いタイプのものが増えてきました。
最近では、衣類をふんわりさせるためだけではなく、香りを楽しむ目的で使う方もいらっしゃるようですね。
そんな、香り付きの柔軟剤、香りに癒されるという方がいる一方で、においで気分が悪くなった、頭痛やめまい、吐き気などの体調不良をおこした、などの健康被害を訴える方も増えているそうです。
あなたの洗濯物や衣服の香りも、ひょっとしたら誰かの迷惑になっているかも……。注意が必要です。
■においの相談件数は4年で4倍超と急増
国民生活センターによれば、全国の消費生活センターに寄せられた柔軟剤のにおいに関する相談件数は、2008年度は14件でしたが、2012年度は65件と、急増しているとのことです。
同センターが発表した「柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供」によれば、柔軟剤を使用した人から「洗濯物を室内干ししたら咳が出るようになった」「柔軟剤を使用したタオルで顔を拭いたら咳が止まらなくなった」といった健康被害の相談があったとのこと。
さらに「隣人の洗濯物のにおいで頭痛や吐き気がする」「飲食店の店員からのにおいで食べる気がなくなった」といった、柔軟剤を使った他人から受けた被害の相談も寄せられているそうです。
使った本人に健康被害がなくても、自分の洗濯物や衣類が、知らないうちに近所の人やすれ違った人を苦しめているかもしれません。
このことは、柔軟仕上げ剤を使うときに、いつも意識しておきたいところです。
■自分も他人も苦しまないために、注意すべきポイントは
国民生活センターは、今回の発表で、消費者に次のようなアドバイスを行っています。
・自分がにおいに敏感な場合は、商品を選択する際に、商品の表示等に記載された芳香の強さ等を参考にしましょう。
・自分にとっては快適なにおいでも、他人は不快に感じることもあるということを認識しておきましょう。
自分が健康を害さないために、さらに他人に被害を与えないためにも、この点は気を付けたいところですね。
また、いつも同じ香りを嗅いでいて慣れてしまうと、その香りを感じにくくなり、つい柔軟剤を使い過ぎてしまう、ということもありがちです。使い過ぎれば、当然においは強くなるもの。お洗濯のときには、表示された適正な使用量を守るよう心がけましょう。
いかがでしたか。
そもそも、周囲へにおいの配慮をすることは、大人の女性として心得ておくべきマナー。
“スメルハラスメント”の加害者にならないよう、衣服の香りについても、周囲への気配りを忘れないようにしたいですね。
runより:元々スメハラは職場で過剰な臭いを押し付けるという物でした。
しかしOLさん達は汗臭いなど体臭の事と勘違いして香水使用を押し付けるという本末転倒な事になりました。
やむなく「香害(こうがい)」という言葉が生まれましたが浸透せずです、公害と同じ響きだったのがネックとなりました。
人は自分の都合で勝手な解釈をするという事ですね。