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出典:21sense
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化学物質過敏症について
(参考資料提供:ふくずみアレルギー科院長吹角隆之)
家・職場・学校の建物の新築・リフォーム、職業上(美容師、大工、ペンキ屋、病理検査技師など)の反復曝露、農薬散布、産業廃棄物、職場のタバコの煙、床下のシロアリ駆除、工場の煤煙・排気ガスによる大気汚染など、様々な化学物質の急性あるいは慢性の曝露により頭痛、全身倦怠感、不眠、健忘、イライラなど、何となく体の不調が続いている人が増えています。
これといった特徴のないありがちな症状のため、ほとんどが見逃されています。
アメリカでは10人に1人はCSといわれています。
あなたの体の不調ももしかしたら、化学物質が原因かも知れません。
化学物質過敏症とは?(Chemical sensitivity:CS)
「かなり大量の化学物質に接触した後、または微量な化学物質に長期に接触した後で、 非常に微量な化学物質に再接触した場合に出てくる不愉快な症状」
(Cullenn、エール大教授)
最初は1種類の化学物質に反応していただけなのが、途中から非常に多種類の化学物質に反応するように変化することがあります。
これは多種類化学物質過敏症(Multiple chemical sensitivity:MCS)といわれます。
シックハウス症候群は「新築の家、リフォーム後など特定の居住環境に移動してきて3ヶ月以内に、 住まいが原因で体の不調が引き起こされる病気である」と定義されています。
化学物質過敏症の症状
軽傷の場合には、体の疲れや風邪、また女性であれば、更年期障害などとの鑑別が難しい場合が多い。
自律神経失調症や心身症などを疑う前に、患者自身もひょっとしたら化学物質過敏症かもしれないと疑うことや、 医療関係者もCSの可能性を念頭に置いて診察することが早期発見に重要です。
●自律神経症状:発汗異常、手足の冷え、疲れやすい、めまい、ふらつき、振戦
●神経・精神症状:不眠などの睡眠障害、不安感、うつ状態、頭痛、記憶力低下、集中力低下、意欲の低下、易怒性、興奮性、攻撃性。落ち着きがない。
運動障害、四肢末端の知覚障害、関節痛、筋肉痛、筋力低下
●気道症状:のど・鼻の痛み、乾き感、気道の閉塞感、風邪をひきやすい、呼吸困難
●消化器症状:下痢、時に便秘、悪心
●感覚器症状:目の刺激感、羞明(まぶしい)、目の疲れ、ピントが合わない、視力低下、鼻の刺激感、においに敏感になる、味覚異常、音に敏感になる、鼻血
●循環器症状:心悸亢進、不整脈、胸部痛、胸壁痛、高血圧
●免疫症状:皮膚炎、蕁麻疹、喘息、自己免疫疾患、皮下出血
●泌尿生殖器:生理不順、不正性器出血、月経前困難症、頻尿、排尿困難、膀胱炎、 婦人疾患、
発熱、リンパ節腫瘍、花粉症の発症・悪化
主な原因物質
トルエン・キシレン
ホルムアルデヒド
接着剤
可塑剤(フタル酸ジオクチル)
防蟻剤(クロルピリホス)
防虫剤(パラジクロロベンゼン、ナフタリン、ピレスロイド系)
タバコ
排気ガス
除草剤
香料
(その他ダニ、カビ、動物の毛、花粉)
診断
他の疾患を除外する必要があります。
1.詳細な問診が重要です。
出生地、両親の職業、転居歴、各自宅家屋の状況、殺虫剤・有機溶剤など化学薬品の使用状況、職歴、各職場の環境、趣味・嗜好診断基準
(他の慢性疾患が除外されていることが大前提)
A.主症状
(1)持続あるいは反復する頭痛
(2)筋肉痛あるいは筋肉の不快感
(3)持続する倦怠感、疲労感
(4)関節痛
B.副症状
(1)咽頭痛
(2)微熱
(3)下痢・腹痛、便秘
(4)羞明、一過性の暗点
(5)集中力・思考力の低下、健忘
(6)興奮、精神不安定、不眠
(7)皮膚のかゆみ、感覚異常
(8)月経過多などの異常
C.検査所見
(1)副交感神経刺激型瞳孔異常
(2)視覚空間周波数特性の明らかな域値低下
(3)眼球運動の典型的な異常
(4)SPECTによる大脳皮質の明らかな機能低下
(5)誘発試験の陽性反応
診断
主症状2項目+副症状4項目
主症状1項目+副症状6項目+検査所見2項目
原因物質(場所)を避けると症状が軽くなる。
原因化学物質が高濃度に検出される。
なども診断上重要です。
対策(予防策)
1.新築、リフォームする場合には有害な化学物質を含まない(あるいはできるだけ少ない)建材を使うように業者に確認しましょう。
建材の選択では塗料、接着剤、内装、仕上げ材に特に注意しましょう。
しかし、一般の建築士、工務店のこの問題に対する意識はまだかなり低いので、自分でもよく調べ、よく理解している業者を捜すのが大切です。
2.新築やリフォームの後、接着剤や塗料が十分に乾燥しきらない状態で入居することは危険です。
完成から入居までの期間は余裕を持ち、こまめに換気しましょう。 できれば一夏越すのがよい。
3.換気は、窓の開放による自然換気を積極的に取り入れましょう。
窓を開けるとともに室内のドア、ふすまも開放して通風を確保するとより効果的です。
気密性の高い住宅では、窓を開けるだけでなく、必要に応じて換気扇による換気を行いましょう。
4.空気清浄機が有効な場合があります。
治療
まず家の中の環境を改善して、できるだけ原因物質を減らすことが重要です。
さらに悪化因子をできる限り除去します。
一番の悪化因子は他の化学物質であることが多い。
適切な食事、十分な休息・睡眠、毎日適度な運動、精神的なストレスを避ける。
1.薬物療法(解毒剤、ビタミン剤、ミネラル)
2.温熱療法(低温サウナ)
3.酸素療法
4.運動療法
5.転地療法
runより:症状に「月経過多」を入れてほしいとの要望がありました。
記事の改変は出来ないのでここで追記させていただきます((。´・ω・)。´_ _))ペコ