・http://www.sankei.com/region/news/160303/rgn1603030018-n1.html
三朝温泉の老舗旅館が“スマホ断ち”宿泊プランを提供
三朝温泉(鳥取県三朝町)の老舗旅館「依山楼岩崎」は、スマホなどインターネットでのつながりから自分を解放する宿泊プラン「デジタルデトックスプラン」の販売を始めた。
全国の生活者と一緒に中小企業の商品開発を考える県運営のサイト「とっとりとプロジェクト」に寄せられたアイデアを基に企画、ユニークなプランを作った。
プランの利用期間は3月21日~7月30日で、1泊2万3千円(税別、1人1室利用の場合)。
チェックインの際、“デジタル断ち”を示すプラカードを持って、自分を撮影。
その画像を会員制交流サイト(SNS)に投稿、仲間に連絡不通を宣言する。
滞在中、スマホはボックスに入れ封印し、旅館に預ける。
「人との触れ合いを大事にする」など3つの心得に沿って過ごすことで、誰もがデジタルデトックスを体験できるという。
依山楼岩崎は昨年、とっとりとプロジェクトで「三朝温泉を訪れたくなるプラン」などについて生活者の声を募集。デジタルデトックスが提案され、その内容については「何もしない贅沢(ぜいたく)」というコンセプトが寄せられた。
依山楼岩崎ではそれを基に、「スマホなどがあると、写真を発信したりして温泉地でも忙しく過ごしてしまうことがある」(販促課)と考え、ネット情報を遮断の上、温泉や自然に親しんだり、自分と向き合ったりするプランを作った。
デジタルデトックスは米国が発祥。デトックスは「解毒」を意味し、依存性が指摘されるスマホなどのデジタル環境から距離を置くことをいう。
依山楼岩崎では「三朝温泉で“つながらない”状況を作り、心を癒やす旅をしてもらいたい」としている。
runより:「何もしない旅」で検索すると世界中で同じ様な事が行われているそうです。