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あちこちが痛くてどうしようもない!線維筋痛症の基準って何?
線維筋痛症は日本人の1.7%がかかっているとされる病気ですので、100人いたら最低でも1人は線維筋痛症ということになります。
推定患者も含めると200万人近い人が線維筋痛症の痛みに苦しんでいるとも言われており、けして珍しい病気ではありません。
そんな線維筋痛症の診断基準を知っておきましょう。
●血液検査やX線検査では見つかりにくい
線維筋痛症の診断が難しいのは血液検査やX線検査など、一般的な臨床検査で見つかりにくいことにあります。
血液内の成分の異常、腫瘍が出来ているなどといった症状は線維筋痛症にはほとんどないからです。
そのため、痛みを中心にした診断基準をアメリカのリウマチ学会が作り、日本でもそれが採用されています。
●11か所の圧痛点をチェック!
圧痛点というのは誰かに押されたときに痛みを感じる点のことです。検査においては医師が体の18か所を押すので、それに対して痛みを感じるかどうかをチェックします。
首回り、膝の内側、肘の内側、臀部付近4か所、背中から首にかけてが18か所の圧痛点チェックをし、そのうち11か所以上当てはまると線維筋痛症の可能性が高いです。
●痛みは3カ月以上
線維筋痛症を診断する上でもうひとつ大事なことが、痛みが3カ月以上続いているかどうかということです。
3カ月以内の場合は一時的な痛み、例えば打撲の後遺症なども考えられなくはありません。
3カ月以上痛みが続いているときで、なおかつ11か所の圧痛点を持っていると線維筋痛症とされます。
圧痛点を押した時に感じる痛みについては、痛みの程度を数字で表す方式が一般的です。
まったく痛くない感覚を0、一番強い痛みを10として痛みの判断をします。
線維筋痛症とわかったら薬物療法から治療をスタートします。
runより:化学物質過敏症でも同じ様な症状が出る事もあります。