有機溶剤で引き起こされる化学物質過敏症 | 化学物質過敏症 runのブログ

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アレルギー


有機溶剤で引き起こされる化学物質過敏症

化学物質過敏症の原因の一つに、有機溶剤があります。

職業病とも言える面もありますが、シックハウス症候群も同様です。


有機溶剤を使用する職業

こうした有機溶剤の過敏症を起こす人は、つぎのような人が多いようです。

・シャンプーやパーマ液を使用する美容師

・医療関係者:クレゾール等の消毒液

・化学工場で作業する人

・印刷工場で働く人

ほかにもドライクリーニング屋さんや、大学などの研究機関で化学物質を多用する機会がある人にも起きているようです。

原因となる物質の例

化学物質過敏症の原因となる有機溶剤は、揮発性があり、いずれも特有の臭いがあり、不快なものが多いようです。

・ホルムアルデヒド:接着剤や塗料、溶剤などに使用されています

・トルエン、キシレン、エチルベンゼン:塗料、合成樹脂、合成繊維、医薬品などに使用されます。

・フェノール、クレゾール:消毒薬、防腐剤などに使用されます

・ジクロロベンゼン:防虫剤などに使用されています

有機溶剤を使用している工業製品

つぎのようなものは、有機溶剤が含まれた状態で使用します。使用後は有機溶剤は揮発してなくなりますが、一定期間はそこに残ります。

・印刷用インキ

・接着剤:ゴム、塩化ビニール樹脂、ポリウレタンなど

・工業用油剤:ドライクリーニング用、金属表面処理用、農業用、その他

・繊維用油剤:紡績用、編織用、その他

・殺菌剤:アセトン、アルコール、クレゾールなど

・塗料:ワニス類、エナメル類、下地塗料、ラッカー類、シーラー類、リムーバー、ペイント類、シンナー類等

他に有機溶剤ではありませんが、塩素系漂白剤なども刺激性が強く、過敏症を起こす物質として知られています。

いずれも中毒を引き起こす可能性がある物質であり、長期間曝されていることで、からだに多大なストレスがかかっていると言えます。

このような物質を扱う職場は、室内環境のモニターが必要です。

義務づけられていることだけではなく、そこで働く人のからだを考えて、換気や空気清浄器の設置等、環境の改善につとめましょう。