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授乳中にタバコを吸いたくなったらどうしたらいい?赤ちゃんに与える影響を知っておこう




母親なら赤ちゃんのためにタバコはやめるべき。わかっていても禁煙はそう簡単にできるものではありません。ここでは授乳とタバコに関する意見についてまとめてみました。

ダメだとわかっていても我慢できないタバコ

母乳とタバコに関する意見や疑問を集めてみると、こんな意見が集まりました。

・妊娠中は煙草を辞めていたが、産後また吸い始めてしまった。

母乳もあまり出ないため粉ミルクを飲ませているが、本当はミルクをやめて母乳を再開したい。

禁煙してからどのくらい経ってから授乳できるだろうか?

・妊娠中に辞めていたタバコを吸い始めてしまったため、母乳を中断している。もう一度タバコをやめて母乳に戻すには、どれくらい間をあければ影響ないだろうか?

・妊娠前までかなりのヘビースモーカーだったが妊娠発覚時に禁煙。

しかし無事に出産が済んだ今、吸いたい気持ちがおさえられない。

2日に1度、1日1本吸うだけでも母乳に影響はでるだろうか?

・良くないことは承知しているので、授乳の前2時間くらいは吸わないように心がけている。

でも、ニコチンが母乳に移行するという話を聞いて、とても罪悪感がある。

・退院初日にタバコを再開。母乳の出も悪く、ミルクの方が多くなってきました。

でも子どものために母乳もあげたい。

タバコを吸いながら母乳を上げてもいいだろうか?

・タバコを吸ってしまったあと搾乳をしてその時は捨てた。

ニコチンがいつまで体内に残っているのか気になり授乳を再開できないでいる。

喫煙の危険性

妊娠中は胎児への影響を心配してなんとか禁煙できたものの、産後は我慢ができずに喫煙を再開…しかし母乳中への影響が気になって気が気ではない、という意見が多いようです。

母親の血液中に吸収されたニコチンは、母乳中に2~3倍の濃度で移行するといわれており、その母乳を赤ちゃんに飲ませることはたいへん危険です。

喫煙後3~5時間程度経過すると母乳中のニコチン濃度は低くなるという文献もありますので、どうしても我慢できずに吸ってしまったときは、3~5時間程度空けてから授乳すると良いかもしれません。

ただし、喫煙は母乳を出すためのホルモンの分泌を抑え、母乳が出ないようにはたらきます。

赤ちゃんに母乳を上げたいのなら禁煙を徹底するのが基本になります。

また、母乳中に移行するニコチンは意識して避けたとしても、母親の喫煙による子どもの受動喫煙には大きな影響があることを忘れてはいけません。


喫煙によって、以下のような影響があるといわれています。


乳児突然死症候群の増加

両親が喫煙する場合、乳児突然死症候群(SIDS)で死亡する危険性は4.7倍に増加するという報告があります。

知能の成長発達に影響

アメリカの小中学生4000名余りに読解力や 計算能力のテストを行った研究で、家庭での受動喫煙の程度が高い生徒ほど試験点数が低いという結果があります。

気管支喘息、呼吸器疾患

家族内で喫煙する人が増えるほど、子どもが喘息になるといわれています。

中耳炎

耳管を通って中耳にもタバコの煙が進入するため、中耳炎や難聴の発生率が上がります。


その他の症状

そのほかにも注意欠陥多動性障害、化学物質過敏症、アレルギー性鼻炎、低身長、アトピー性皮膚炎、善玉コレステロール減少(動脈硬化のリスクUP)、慢性扁桃肥大、逆流性食道炎などが、受動喫煙児に起こる症状として挙げられています。

「自分は子どもの目の前で吸っていないから大丈夫」という人もいますが、本当に大丈夫でしょうか。3歳児927人に対して受動喫煙の影響を調べた検査のデータでは、全体の52%の体内からニコチンの代謝産物であるコチニンが検出されました。




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赤ちゃんにニコチンの害を与えないために、「母乳に出なければ大丈夫」と思わずに、禁煙できるよう努力したいものです。