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「知らなかった…」電車や街中で周囲からの配慮を必要とする“ヘルプマーク”が話題に
周囲からの援助や配慮を必要とする人のための「ヘルプマーク」をご存じだろうか。
外見ではわからない辛さを示すマーク
外見ではわからない病気などのため、電車などで立っているのも辛い人がいる。
東京都福祉保健局
そうした人がその辛さを訴えるためにカバンなどにつけるマークなのだが、妊娠している人がつける「マタニティマーク」と違い、まだ知名度が低い。
ネットでも「知らなかった」「知られていない」という声が多数上がっている.
一方で、同様の意味を持つマークが色々あるため統一してほしいという意見もある。
2012年に東京都が作成
「ヘルプマーク」は2012年に東京都が作成し、現在啓蒙活動を続けている。
東京都福祉保健局
対象者は、義足や人工関節を使用している人、内部障害や難病の人、妊娠初期の人など。
2015年3月現在で約75,000個を配布。東京都内の一部の交通機関や自治体に限って実施しているという。
席をゆずるなど思いやりのある行動を
マークを身につけた人を見かけた時、どうすればよいのか…。東京都のウェブサイトにはこう記載されている。
電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします。
東京都では、今後ほかの交通機関や全国に広げていくために関係各所に働きかけているという。
他にも見た目ではわからない障がいを抱えた人たちのためのマークは様々ある。
こちらは外見ではわからない障がいなどを示す「見えない障害バッジ」。
体の内部に障がいがあることを示す「ハート・プラスマーク」
聞こえが不自由なことを示す「耳マーク」
意思表示とそれに気づく心、互いの思いやりで、住みよい社会を目指したいものである。