・出典:JMPS筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会
http://www.jmps.jp/general/whatsmps
・治療
筋膜性疼痛症候群の治療においては有効な医薬品はまだなく、治療により筋肉内の痙攣(けいれん)を解く治療が一般的です。
治療方法
一般的に行われている治療には以下の治療があります。
尚、これらの治療は痛みもほとんど無く、安全性も高い治療です。
トリガーポイントブロック注射
筋肉の痙攣(けいれん)部位に局部麻酔注射をすることにより、筋肉の痙攣(けいれん)を解き、血流を改善する方法です。
(一般的に痛みの治療で行われる、「硬膜外ブロック注射」「神経根ブロック注射」とは異なります)
トリガーポイントブロック注射の治療例
トリガーポイント鍼療法
東洋医学の鍼治療で用いられる鍼を使用して筋肉の痙攣(けいれん)部位に刺激を加え、痙攣(けいれん)を解く方法です。
治療の期間
通常はある程度の回数を、時間をかけて治療する必要があります。
症状が強く日常生活が困難な痛みがある場合は数ヶ月にわたる入院治療を必要とする場合もあります。
また、治療の開始が遅れると、脳、脊髄に痛みの信号が長期間に渡り入り続けることにより、脳、脊髄が痛みに敏感になるなど脳、脊髄の複雑な動きが関与してくるなど完治に時間がかかるようになりますので、少しでも早く治療をする事が大切です。
自分でできる治療方法
一般的に、筋膜性疼痛症候群を発症してしまった場合、自分自身でできる治療のみにより、短期間で痛みを取る事は難しいですが、自分自身でストレッチング・マッサージ(虚血性圧迫法 他)などを行う事により、症状が改善する場合もあります。
自分でできる治療方法の詳細は『トリガーポイント研究所 – 毎日のお手入れが重要(外部リンク)』等を参照してください。