runより:老眼は化学物質過敏症の症状とは言い難いのですが私は老眼と近眼という矛盾した診断をされました。
ピント固定が原因だったのですが疑ってもいいかなと思い掲載します。
・http://www.sankeibiz.jp/econome/news/140906/ecb1409061706002-n1.htm
「老眼」は体の不調のもと…肩凝りや頭痛が続いたら対策開始を
2014.9.6 17:06
遠近両用のコンタクトレンズを試す女性。梶田雅義医師は「頭痛や肩凝りなど仕事が原因と思う不調も目が原因の場合が多い」と話す=東京都港区(日野稚子撮影)
年齢を重ねることで起きる老化現象の中で、目のピント調整能力に表れる老眼。普段の体調不良の原因になることもあり、早めの対策を心掛けたい。(日野稚子)
遠見と近見
「私自身、35歳のときから遠近両用眼鏡を使い始め、ひどい肩凝りが解消された。だから、皆さんに勧めている」と話すのは、梶田眼科(東京都港区)の梶田雅義院長。子供の頃から視力は1・5。自分自身でも自慢の目だった。「よく見える目が良い目だと思っていたが、自分を疲れさせる原因が目にあった」
物をはっきり見るため、カメラのレンズに該当する水晶体の厚みを毛様体筋が調整し、ピントを合わせている。
老眼は加齢によって水晶体が硬くなり、調整しにくくなるなどして起きる。
新聞や本などの細かい文字が見えにくいといった症状で自覚する人が多い。
健康診断や運転免許の更新などで行う一般的な視力検査は「遠見(えんけん)視力」を計測し、5メートル先の物の見え方を調べる。
一方、目から30センチほどの近くを見る力は「近見(きんけん)視力」で、これは通常は計測しない。
ピント調整能力の低下は近見視力に表れ、普段の視力検査の結果と直接、関連しない。
「しかし、どこまで近づけて物が見えるかを測る近点距離を調べると、加齢に伴い、近点距離はどんどん遠ざかる」(梶田医師)。
近視と遠視では変化の出方は異なり、平均的な近視の人は70歳でも近点距離は30センチ程度あり、手元作業なども裸眼でできる。裸眼で過ごせていた人だと、30センチの距離にある物が35歳頃に見えなくなる人が増える。
30代後半になったら
手元が見えにくくなる程度では済まない人もいる。
オフィスワークの多い会社員の女性(37)は視力1・2で眼鏡の使用経験はなく、普段から肩と首の凝りがひどかった。
周囲からの勧めで目の状態を調べると、右目が遠視で左目が少し近視と分かり、右目に遠近両用コンタクトレンズを装着することにした。
女性は「化粧をするとき左目のアイラインは引きにくく普段から左目を中心に使っていると自覚していた。視力があるからと放置してきたが、レンズを付けて遠くも近くもくっきり見やすくなった」と話し、週1回のマッサージ店通いから解放されたという。
「特に原因がないのに頭痛や肩凝り、吐き気などを起こすようになった人は、老眼対策をしないまま無理をしている可能性は高い」と、梶田医師は指摘する。
老眼対策には遠近両用レンズを使う。老眼かどうかは、新聞や本の文字が見えにくくなった▽見るものの距離が変わると、すぐに焦点が合わない▽携帯電話のメールは文字を拡大しないとよく見えない-などで判断しやすい。30代後半になり、縁のなかった肩凝りや頭痛が続いたら老眼対策開始のサインと受け止めた方がよさそうだ。
■遠近両用のコンタクトはライフスタイルに合わせ
遠近両用のコンタクトレンズは各メーカーによって矯正の仕方に違いがあり、見え方にも特徴が出る。
(1)遠くがよく見える(2)近く(手元)がよく見える(3)中間距離がよく見える-の3タイプがある。
例えば、(1)は普通のコンタクトレンズ(単焦点レンズ)を装着した場合より手元は見える。しかし、単焦点レンズほど遠くがはっきり見えるわけではない。「遠近両用で、遠くも近くも百パーセント満足しようと考えると難しい」と梶田医師。
自分のライフスタイルに合わせて選ぶ。事務作業や読書など手元をはっきり見たい人は(2)が、サーフィンや登山などのアウトドア、車の運転時の利便性を高めたいなら(1)が、それぞれお勧めだ。
(3)は、パソコンでの作業で疲れたくない人や通勤時に駅の掲示板などを見たい人向き。
平日は中間距離重視で過ごし、週末は遠方重視に切り替える人もいるという。
梶田医師は「自分が快適に生活できるかどうかを基準に選ぶ。どんな状況を解消したいかを考えて選ぶことでストレスからも解消される」と話している。