Q リウマチとは何でしょう。
A 「節々が痛い」という症状を総称して臨床症状からついた概念です。
よってリウマチ性疾患は、たくさん存在します。
「リウマチ」という最も対称性多発性に関節を破壊してしまう慢性関節リウマチを略して「リウマチ」と言ってしまうことも多く、「おばあちゃんがリウマチでした」と言われる場合、免疫異常ではない変形性関節症としての「リウマチ」と自己免疫性の免疫異常のある関節破壊性「リウマチ」で関節以外の内臓・肺や腎臓、血管、皮膚、眼など全身の問題をもたらしてしまう場合もある「リウマチ」を誤解されている場合もあり注意が必要です。
「リウマチ」を呈しとき、どのリウマチ性疾患にあ当てはまるか見きわめる必要があります。
どんな原因が考えられるかを治療方針を決めるために早期に判定することが望まれます。
力学的にある作業によって酷使されて及んだ関節の障害のものは、限局的な障害で整形外科による対応のみで当然内臓などに心配のないタイプです。
結核などの菌、微生物が進入し関節障害をきたす場合があります。
この場合は感染症であるが故に関節以外の内臓や全身の管理が必要にもなり、内科と整形外科と連携を取りながら、治療を進めるべきタイプです。
また「がん」が元で「リウマチ」が生じることがあります。
「がん」の直接的な関節への転移による障害と、「がん」との闘いの際に生じる免疫異常によって間接的に「リウマチ」ガ生じるものとが存在します。
よって「リウマチ」が「がん」に関連して生じたものか否かを見きわめることも必要になります。
常日頃の定期的な「がん」の検診も極めて重要な参考にまりますので忘れないで受けていただきたいと思います。
原因がまだ解らず免疫の異常が「リウマチ」をもたらすタイプとして慢性関節リウマチの他にも多数のリウマチが存在します。
原因不明と言えども「がん」と同様に、かなりの深いレベルの段階まで研究が進んでおります。
免疫の異常が病態の主体であることが明らかであれば、過敏な免疫の異常を抑える副腎皮質ステロイド剤や免疫抑制剤を駆使してコントロールを行います。
残念ながら本来「善」である免疫システムの機能も抑制してしまうため結核や真菌などの感染症に対する免疫力も弱めてしまうため細心の注意が必要になります。
その他副作用もあり得るため、「悪」の部分に選択的に効果を発揮させる治療法が更に開発されてほしいところです。
Q 自己免疫性疾患の予防は可能なのでしょうか。
A A アレルギー、自己免疫性疾患は、多数の要因が重なって生じる多因子遺伝子の病態と考えられています。
その病態悪化要因には、免疫系、内分泌系、神経系それぞれに障害を与える複数の現象が重なる必要があると思われます。
寒冷及び不幸の連続などによる肉体的なストレスと精神的ストレス、卵巣機能などの性ホルモンバランスの崩れ、自律神経系の乱れ、不眠、ウイルス、細菌などの感染性要因、食品に含まれた特殊な化学物質や遺伝子・DNAに障害を与え得る紫外線などの要因を排除する生活上の予防的工夫が重要です。
アレルギーや自己免疫性疾患の素因やリウマチ性疾患の遺伝子背景を有していても、「健康」の維持増進は不可能ではありません。
A 他人のペースに振り回されない
B 規則的な生活リズムのマイペースを崩さないようにする
C 「身も心も温かく」
D 「潤いのある生活」を心がけ、
E 「快食快眠快便」であるように、
F 「がん」や動脈硬化性疾患である心筋梗塞や脳血管障害の予防のたの心構えとしてのバランス重視の食生活習慣や、特殊化学物質、たばこに代表されるような発ガン物質の回避。
G ウイルス、病原微生物の進入阻止のための風邪予防、食中毒予防など、炎症に火をつけないためにそれぞれが重要なことと思われます。
21世紀は、早期発見、早期治療の推進とともに不治も回復不可能な非可逆的身体障害とされいた20世紀の病態への再生治療が本格的に進められるであろうし、更に本格的に行政レベルのアレルギー・自己免疫性疾患の一時予防、ワクチン開発にみるような疾患に羅漢させない対策の推進が期待されるところであります。
runより:これらは化学物質過敏症でもよく起こり得る事ですが似て異なるという診断結果になりがちです。
化学物質過敏症の免疫異常はとてもやっかいだと言えますね。