子ども製品中の有害金属の調査-概要2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・調査結果リスト


フィリピン

 2011年に始まったフィリピンでは、我々は、セブ、ダバオ、及び首都圏マニラ地域で435の子ども用製品中の有害金属を測定した。

約29%製品が少なくともひとつの有害金属を懸念あるレベルで含んでいた。

測定データによれば、67製品(15%)がアメリカの規制値以上のレベルで鉛を含んでいた。

15製品(13%)がふたつ以上の有害金属を含んでいた。

その調査はまた、子どものおもちゃの化粧品がフィリピンの規制値より4~77倍高いレベルで水銀を含んでいることを明らかにした。

これらの発見は子どもたちの曝露についての安全性懸念を提起し、国の保護規制政策の必要性を明らかにした。

我々が知る限り、これはフィリピンで初めて公表された入手可能な子ども用製品中の有害金属についての調査である。


調査結果概要及びリスト
中国
 2011年12月、我々は中国で調査を展開した。

おもちゃとその他の消費者製品は広範に製造されているので、消費者製品からの化学物質と金属への曝露はライフサイクルを通じて起きる。

これらの物質は消費者の曝露、特に子どもたちの曝露についての懸念を引き起こす。

グリーンピース東アジアとIPENにより実施されたこの調査は、5つの中国の都市、北京、広州、香港、上海、及び武漢で購入された500の子ども用品中の有害金属を測定した。

 全体として、それらのデータは約3分の1の製品が少なくともひとつ以上有害金属を懸念あるレベルで含んでいることを示した。

このデータはまた、48製品(10%)が中国の規制値以上のレベルで鉛を含んでいた。

82製品(16%)がアメリカ及びカナダで使用されている塗料中の鉛含有規制値である90ppmを超えていた。

46製品(9%)がふたつ以上の有害金属を含んでいた。

5種の子ども用製品が中国の化粧品中の水銀含有規制値より39~78倍高いレベルで水銀を含んでいた。

 この発見は、子どもは手を口に持っていくという行動をしばしば行なうので子どもの曝露についての安全性の懸念を引き起こし、曝露を守る国の規制措置の必要性を明らかにするものである。

これらの金属の含有がゼロ又は低レベルの製品の割合が高い(67%)ということは、子ども用製品でのこれらの金属の使用を廃止することが技術的にも経済的にも実行可能であることを示している。

我々が知る限り、これは中国で初めて公表された入手可能な子ども用製品中の有害金属についての調査である。


runより:子供をキレートする話ってあまり聞かないのでやはり有害金属は取り込まない事が大事ですね。