知っている悪魔の方が良いか? 2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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必ずしもそうとは言えない。
以前に使用されていた難燃剤の可能性ある代替物質に関する米・環境保護局のある報告書は、TTBP-TAZ は環境中で生物蓄積する可能性と非常に高い残留性を持つと結論付けた。
非常に限られた情報ではあるがそれに基づけば、その毒性の強さは弱いと考えられている。
新たに出現している難燃剤の評価において、欧州食品安全機関は非常にしばしば次のことばを使用した。
この難燃剤については”情報は特定することができなかった”。
特性化が不十分であった他の代替物質もまた市場に出されていた。
 子どもの家具についての最近の調査は、製品中に様々な難燃剤を見つけた。
最もしばしば出てきた難燃剤のひとつ(42製品中22製品)は、内分泌かく乱を引き起こすと考えられており、脳毒性もあるかもしれないと十分に考えられている。
”火災安全の科学者らは、これらの有害で有毒な難燃剤化学物質は、それらが子ども用の(又は大人用の)家具の中で使用されても、火災リスクを減らすのに効果はないと言っている”と、その著者らは述べている。
すなわち、新しい代替物質はプラスチック材に添加するという当初の目的を満たしてすらいない。
そこには隠された危険があるかもしれない。
 毒性情報がないか限られている代替及び代用の問題がしばしば起こる。
例えば、内分泌をかく乱するBPAの、赤ちゃんのほ乳瓶での使用が廃止されたときに、BPAを使用せず(BPA-free)、安全(safe)であると主張する新たな製品が市場にあらわれた。
前者(BPA-free)は正確であるが、後者(safe)は正確ではない。
エストロゲン物質(女性ホルモン)はまたBPAを使用していないと主張するプラスチックからも放出されている。
したがって我々は、順調ではないかもしれないし、少なくとも現状では順調ではない。
 ”知らぬ悪魔より知り合いの悪魔の方がまし(better the devil you know than the devil you don’t know)”ということわざがある。
我々は、 TTBP-TAZ は PBDEs よりも安全であるかどうか確信はない。
それらはすべて悪魔かもしれず、したがって廃絶されるべきである。