化学的脳汚染への批判 2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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”私は、Lancet Neurology がこの論文を発表することを選んだことに驚かされた。証拠を体系的にそして批判的にレビューしよとする試みがない。例えば、自閉症スペクトラム障害と注意欠陥多動障害の流行の傾向は、その症状を確認する診断手法と完全性が変化する可能性があるので、確定することは困難である。そして知能指数(IQ)のような結果への環境的神経毒素の小さな影響を識別することは、暴露の定量化の不確実性と認識発達への他の影響による交絡の可能性により複雑となる。この論文は厳格性に欠けるので、その多くが推論的な著者らの主張を評価することは不可能である”。
 ”このレビューが調べた疫学的研究は、合成化学物質の毒性と脳発達の差異との間の関連を報告している。しかし、これらの研究は、ほとんど、因果関係というよりむしろ関連性を特定している。相変わらず、’天然由来’の数千の化学物質は検討されていない”。

 ”新たなデータを引用する時に、著者らは、なぜそのようにすることができるのかの説明なしに、交絡因子をさっさと捨て去る。毒性が明らかな高レベル暴露から、著者らにより特定されたことを今知った”新たな”有毒物質のあるものへの非常に低レベルの暴露へ外挿したいとする意図がみえる”。
 ”これらの化合物のあるものは、例えば、難燃剤のように現実の便益があり、またしばしば批判されるフタル酸エステル類は、廃棄可能なカテーテ(医療用チューブ)等の正しい物理的特性を確実にするために必要である。”

 ”全ての年代で化学物質への暴露を抑制することは適切であるが、多くの化合物の使用の極めて明白な便益は、有害性の可能性と同様に考慮されなくてはならない”。

追記:いくつかの支持的なコメントもあった。