自閉症、ADHD、LD増加の主な原因について | 化学物質過敏症 runのブログ

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自閉症、ADHD、LD増加の主な原因について
環境脳神経科学情報センター 黒田洋一郎
●はじめに
 環境化学物質の脳発達への影響については、前講演者のブルースさんが包括的に素晴らしい話しをされ、鉛や喫煙の悪影響について説明されたので、それ以外の環境化学物質の影響や脳発達はどう起こるのか、脳発達に関わる遺伝子などについてお話ししたいと思います。
●発達障害は遺伝するか?
 近年の日米欧韓における、自閉症スペクトラム障害(以下自閉症)、ADHD(注意欠如多動性障害)、LD(学習障害)など発達障害児の増加は著しく、このような急増加は遺伝要因だけで起こるわけがなく、何らかの環境要因が増加の原因であることは確定的となってきました。

遺伝要因が原因であれば、このような発達障害児の増加には原理的に数百年以上かかるのです。
 これまで自閉症などは遺伝性が強いと考える研究者が多く、自閉症児の遺伝子のどこに異常があるのか多くの研究がなされた結果、現時点で約3000もの自閉症、ADHD、LDの増加は遺伝子背景で決まるシナプスの脆弱性の上に発達遺伝子に変異が見つかっており、この中で主要因と考えられている遺伝子でさえ数百もあり、特定の原因遺伝子があるのではないことが明らかになりました。

興味深いことに、これらの自閉症関連遺伝子はほとんど、シナプスの形成、可塑性、維持、情報伝達に直接、間接にかかわるもので、ADHD、統合失調症、うつ病の関連遺伝子群と共通のものが、かなりありました。

脳の発達で重要なのは、全ての行動の元となる神経回路がきちんと形成されることで、それには神経細胞同士のシナプス結合が基本です。

自閉症など発達障害が起こるメカニズムを考えると、特定の脳高次機能に対応する神経回路発達の異常と考えられ,どの神経回路(シナプス)形成・維持に異常が起こったかによって症状が決まり、自閉症関連遺伝子の候補はこれらに関与していることが想定されます。



runより:面積別で農薬曝露量の多い国は1位が韓国、2位は日本です。

これを更に悪化させようとしている様ですね、ネオニコチノイドの規制緩和です。