アメリカではMCSは下記によって疾病及び障害として認められています。障害をもつアメリカ人法(ADA)、住宅都市開発省(HUD)、環境保護庁(EPA)、機関、委員会、研究所、連邦・州・地方政府及び連邦・州法廷。
ドイツ、オーストリア、日本では、MCSは世界保健機関(WHO)の国際疾病分類 ICD-10 のコード T78.4”アレルギー、詳細不明”に分類されています。
(訳注:日本はコード T78.4 ではなく、T65.9/その他及び詳細不明の物質の毒作用)。
ドイツ厚生省はまた、MCSを運動障害ともみなしています。
デンマークの環境保護庁は2004年にMCSに関する報告書(訳注2)を発表しましたが、それは化学物質過敏症が環境要因によって引き起こされるということ、及びデンマーク政府はこの症状の発症を防ぐために屋内環境でガスを放出する物質の使用を最小にするよう誓約すると結論付けました。
化学物質への過敏を伴う疾病には次のものがあります。
神経毒性脳障害、筋痛性脳脊髄炎又は慢性疲労症候群(CFS)、線維筋痛症、気道過敏症、不特定ぜん息、片頭痛、Daunderer Syndrome、シェーグレン症候群、アトピー性皮膚炎、がん(特に化学療法の場合)及び多くのその他の症例。
最近数十年間、これもまた多くのMCS患者に影響を与えるもうひとつの増大している環境病は電磁波過敏症(EHS)です。
日々の生活において、高圧電力送電線、ラジオやテレビ送信機、家庭電化製品やビジネスツール(例えばビデオ・ターミナル)、そして特に携帯電話及び携帯基地アンテナなどにより放射される電磁界ににより多臓器反応を引き起こすことがあります。
それは困難と時には重大な疾病をもたらし、収入の低減又は生計維持の手段を失なわせ、生活の質を低下させます。
”二重盲検”科学研究は、電磁波過敏症(EHS)被験者が電磁界の存在を正しく認識することができ、彼らがこれらの電磁界のせいだと主張する症状を被っていることを示しました。
さらに近年、ますます多くの実験的証拠が”電磁疾病”及び可能性ある分子的、細胞的、機能的ベースの客観性を支えています。
スウェーデンのカロリンスカ研究所のオレ・ヨハンソン教授は、コンピュータ画面の前で引き起こされた電磁波過敏症(EHS)患者の皮膚サンプル中に肥満細胞とそれらによって隠される他の物質の増大を発見しました。
肥満細胞はアレルギー性、過敏性、及び アナフィラキシー反応についてある役割を果しますが、また血管拡張と筋肉の収縮にも関与する物質の生成にもある役割を果たしており、電磁界に暴露した後に電磁波過敏症の人々により報告されている脳卒中のような症状の原因かもしれません。
スウェーデンでは、ある研究者らによれば電磁波過敏症(EHS)は人口の10%くらいに及び、健康福祉省(Socialstyrelsen)は、その病気を”人を環境に適応できないようにする能力低下”として認めており、医師らに対しこの病気を国際疾病分類のコード R68.8 ”その他の明示された全身症状及び徴候(Other specified general symptoms and signs of illness)に分類するよう勧告しました。
それにより電磁波過敏症(EHS)対象者は、例えば塗料やテントでシールドすることにより、重症な場合には電磁源から離れた施設に移ることより、彼らの生活又は職場環境を改善することになります。
カナダでは、電磁波過敏症(EHS)は衰弱症状(debilitating condition)として認められており、また重症患者には年金制度があります。
アメリカでは、電磁波過敏症(EHS)はアメリカ人障害者法(ADA)の下にリストされています。
runより:どこかの匿名医者が自分の主張は医学界では主流と言ってますがとてもそうには思えないのですが・・・。