衣類に吸着したたばこ煙の再放散に関する研究 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:東京都健康安全研究センター環境保健部環境衛生研究科
http://www.tokyo-eiken.go.jp/index-j.html

・衣類に吸着したたばこ煙の再放散に関する研究

 受動喫煙については、副流煙等が原因となる二次喫煙の他、喫煙者や喫煙場所に付着(残留)したたばこ煙由来物質及び残留中に変化した物質が原因と考えられる三次喫煙がある。

本研究では、三次喫煙の実態を調査し、有害物質の暴露低減法を検討するための基礎的実験として、環境たばこ煙を吸着させた布(衣類を想定)から再放散される化学物質についての調査を行った。

 方法は、副流煙を充填させたチャンバー及び呼出煙を吹き込んだ空気採取用バッグの中に、約20×30cmの布(タオル地)を入れ、20分間たばこ煙を吸着させた後、吸着させた布を別のバッグに移し、乾燥空気約20Lを封入、1~2時間室温で放置させ、バッグ内空気を採取・分析を行った。

 分析の結果、主に検出されたのは、たばこ煙に特異的なニコチンとその熱分解物である3-エテニルピリジン、アルデヒド類7物質及びVOC類11物質の合計20物質で、ホルムアルデヒド、1,3-ブタジエン及びベンゼンのような有害物質も検出された。

 なお、本研究における呼出煙とは、喫煙中に喫煙者から吐き出された、たばこ煙を含む呼気を示した。


runより:三次喫煙は患者にとって避けにくいものです。

どうやって回避するか・・・難しいですね(-。-;)