・出典:東京都健康安全研究センター環境保健部環境衛生研究科
http://www.tokyo-eiken.go.jp/index-j.html
・住宅ハウスダスト中の臭素系難燃剤
難燃剤は家電製品、繊維製品、建材等の難燃化に広く用いられているが、臭素系難燃剤のヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)は、2013年7月に「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の第一種特定化学物質に指定された。
そこで本研究では、主な臭素系難燃剤11種について、住宅のハウスダスト濃度を測定し、HBCD濃度が最も高かった住宅において発生源調査を行った。
ハウスダストの測定では、デカブロモジフェニルエーテル(BDE-209)の検出率が100%、次いでHBCDの検出率が75%と高く、濃度中央値はそれぞれ0.18 μg/g、0.17 μg/gであった。
また、濃度最大値はBDE-209が2.5 μg/g、HBCDが24.7 μg/gであり、これら2物質の最大値は同じ住宅で検出された。
そこで当該住宅において、発生源調査を行ったところBDE-209はビニルレザー製のソファ、HBCDはカーテンが主な発生源であることが判明した。
runより:難燃剤はカーテンにも使われています。
テレビにも使われているので新品は怖いですね。