・38 :NATROM:2014/04/28(月) 22:43:32 ID:IISvJB3M >>36
>このとき、化学物質過敏症がない、という見解ですと、
>受動喫煙症もないことになってしまうと、
>施設管理者に解釈される恐れがあります。
論理的には「化学物質過敏症がない、という見解ですと、受動喫煙症もないことになってしまう」という考え方は誤りなのですが、施設管理者が常に論理的に正しく考えることができるとは限りませんので、確かに「受動喫煙症もないことになってしまうと、施設管理者に解釈される恐れ」はあります。
「受動喫煙対策不要と解釈される恐れがあるので、化学物質過敏症がないという見解を述べるべきではない」という考え方もあるでしょうが、私は「受動喫煙対策不要と解釈される恐れがあるので、受動喫煙症に化学物質過敏症を含めないほうがいい。
化学物質過敏症のような議論の余地のある疾患概念をわざわざ持ち出す必要はない」と考えます。
このあたりのことは、[香水の自粛のお願いに化学物質過敏症を持ち出さないほうがいい ttp://d.hatena.ne.jp/NATROM/20090216 ]でも述べました。
>したがって、"病院に喫煙ルームはあっていい"とする
>NATROM氏が、受動喫煙症はあります、
>という立場なのか、お伺いしたかった次第です。
ID:Kzbd8QAEさんはご理解しているとは思いますが、「病院に喫煙ルームはあっていい」という主張と「受動喫煙対策は必要である」という主張は両立します。
>以下の説明がよく理解できなかったのですが、
> > これは受動喫煙によって肺癌を発症したからといって、
> > 受動喫煙症が肺癌だということにならないのと同様です。
>このような主張と理解すればよいでしょうか。
> "受動喫煙症"と"化学物質過敏症"とは別の概念である。
> これは、"受動喫煙症"と"肺癌"とは別の概念であるのと同様である。
その通りです。「受動喫煙症は肺癌なのでしょうか」という質問に答えてみようとすれば、お分かりになるかと思います。肺癌は化学物質過敏症と違って確立された疾患概念ですし、受動喫煙との因果関係も証明されています。しかしながら、「受動喫煙症は肺癌なのでしょうか」という質問に無条件に「はい」とは言えません。肺癌ではない受動喫煙症もありますし、受動喫煙症ではない肺癌もあります。
39 :uchitode2014:2014/05/05(月) 15:35:40 ID:Kzbd8QAE ID:Kzbd8QAEです。
>「病院に喫煙ルームはあっていい」という主張と「受動喫煙対策は必要である」という主張は両立します。
両立するというよりは、個別の主張といったところでしょうか。
(1)
「病院に喫煙ルームはあっていい」とする場合、
「受動喫煙対策は必要である」
(2)
「受動喫煙対策は必要である」ので、
「病院に喫煙ルームはあっていい」では対策にならない。
下記ガイドラインから推定すると、喫煙ルームがあった場合、受動喫煙対策は相当困難に見えます。
受動喫煙からの保護に関するガイドライン
( ttp://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/dl/fctc8_guideline.pdf )
「原則2」
たばこ煙にさらされることから全ての人が保護されるべきである。屋内の職場および屋内の公共の場はすべて禁煙とすべきである。
runより:NATROMの「化学物質過敏症のような議論の余地のある疾患概念をわざわざ持ち出す必要はない」と考えます。」という書き込みを覚えておいて下さい。