・報告書”あなたのクローゼットに潜む怪物についての小さな物語”
抜粋:Key findings(主要な発見)の紹介
http://www.greenpeace.org/eastasia/Global/eastasia/publications/reports/toxics/2013/A%20Little%20Story%20About%20the%20Monsters%20In%20Your%20Closet%20-%20Report.pdf
主要な発見
ノニルフェノールエトキシレート(NPEs)は、分析された82製品中の50製品に、 1 mg/kg (検出限界)から 17,000 mg/kgまでの範囲で検出された。
これはテストされた全ての製品の61%である。
全てのブランドですくなくとも一製品から NPEs が顕出された。製品中で NPEs のレベルが最も高かった(1,000 mg/kg 以上)のは、ディズニーとアメリカンアパレルであった。バーバリーも低くはなく、ある製品で 780 mg/kg のレベルのものがあった。
製造12か国のうち10か国の製品が NPEs を含んでいた。
フタル酸エステル類は、35サンプルのうち33サンプルのプラスチゾル印刷(訳注1)で検出され、そのうち二つは他のテストされた製品に比べてはるかに高い濃度のフタル酸エステル類を含んでいた。
ドイツで売られたプライマークのT-シャツは11%のフタル酸エステル類を含んでおり、アメリカで売られたアメリカンアパレルは0.6%のフタル酸エステル類を含んでいた。
これら二つの製品に見出されたフタル酸エステル類のレベルは、玩具及び育児用品のあるものについてEUで販売されるこれらの製品の規制の下では許されないが、それらは衣料品には適用されない。
有機スズ(訳注2)は、プラスチゾル印刷のあるテストされた21品目中3品目に見出され、テストされた履物5品目中3品目に見出された。
有機スズ濃度が最も高かったのはピューマとアディダスの履物3品目中に見出され、ピューマのスポーツ・シューズが最も高かった。
これらの全てについて、有機ジオクチルスズ(DOT)の濃度は、自主的エコラベルでありアディダスとピューマによって彼ら自身の制限物質リストの中でDOTのために設定されている Oeko-tex standard より高かった。
ひとつ又はそれ以上のPFC(過フッ素化合物)がテストされた15品目のそれぞれで検出された。
アディダスの3製品、ナイキの幼児用コート1製品、ユニクロのジャケット1製品のPFCsの濃度は比較的高かった(揮発性又はイオン成の両方)。
イオン性PFCの分析によりアディダスの靴1品目とバーバリーの水着にPFOSを見出した。
アディダスの水着1点のイオン性PFCのPFOA濃度は、2014年からノルウェーによって設定された1μg/m2という制限値よりはるかに高く、またアディダス自身によって定められた制限物質リストの値より高かった。
アンチモンが全ての36品目で検出され、そのすべてがポリエステルからなる布又はポリエステルと他の繊維との混紡であった。
訳注1:プラスチゾル
プラスチゾルとは
粉末状樹脂を可塑剤に分散させたゾル状のペーストで、通常充てん剤、安定剤、顔料などの配合剤を含む。
これにさらに有機溶剤を加えたものをオルガノゾルという。主として塩化ビニル樹脂が使用される。
プラスチゾルの色- インクのためのt- シャツ・プラスチゾルの印刷インクの捺染インキ
訳注2:有機スズ
ファクトシート(有機スズ化合物)/食品安全委員会
http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/f01_organotin_compound.pdf
runより:本文とは関係無いのですが先日Twitterでグリーンピースジャパンさんからフォローされました。
フォローしていなかったので驚いたのですが即フォロワーになりました。
するとグリーンピースさんのフォローは301でフォロワーは2万超え・・・
301番目は私だった様です、ダブルで驚きでした。
光栄ですね、これからも頑張ります(o´・ω・)´-ω-)ウン