除草剤がヒト細胞を殺す”不活性”成分に関する議論が激しくなる2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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 モンサントの科学者らはセラリニの研究で使用された細胞は、不自然に高いレベルの化学物質に暴露されていると主張している。

”それは現実世界の暴露で見る限り非常にありそうにないことである。人々の細胞はこれらの化学物質の風呂に入ることはない”とモンサントのもう一人の科学者ドナ・ファーマーは述べた。

 しかし、セラリニのチームはラウンドアップの多くの濃度を調査した。それらは典型的な農業用又は芝生用の濃度から店頭で売られている製品より 100,000倍希釈した濃度までの範囲である。

研究者らは全ての濃度で細胞損傷を見た。

 モンサントの科学者らはまたフランスチームが使用したラボ細胞株の使用について疑問を提起した。

 ”これらは、ヒトのような whole organism のモデルとして非常に良いとは言えない”とモンサントの毒性学者ダン・ゴールドスタインは述べた。

 ゴールドスタインは、ヒトには常に自己再生している皮膚や胃腸管の裏地のような環境中の物質に耐性をもつ防御メカニズムがあると述べた。”これらの現象はペトリ皿(最近培養用)の中に隔離されている場合には起こらない”。

 しかし、オークランドの環境団体で農薬と不活性成分を研究したコックスは、これらのラボ実験は化学物質が安全かどうか決定する上で重要であると述べている。

 ”我々は、これらの製品を人間でテストすることは倫理に反すると考えているので、その影響を他の生物種や他のシステムで見ざるを得ない”と彼女は述べた。

”実際に他に方法はない”。

 ”毒性又は生理機能メカニズムのラボ研究の90%は細胞株を使用しているというのが事実である”と彼女は述べた。

 ほとんどの研究は、ラウンドアップと合わせてではなく、グリホサートを単独で検証している。

ラウンドアップ調合を研究した研究者らはサリニのグループと同様な結論を引き出している。

例えば、2005年にピッツバーグ大学の生態学者らはラウンドアップを製造者の推奨する用量でカエルとヒキガエルのオタマヤクシがいっぱいの池に加えた。二週間後に池に戻ると彼等はオタマジャクシいくつかの種の50~100%が死んでいるのを見つけた。

 250以上の環境、健康、労働のグループがEPAに農薬の不活性成分を特定するための要求を変更するよう請願した。EPAの決定の期限は今年の秋である。
 ”EPAにとっては大きな課題であろう”とコックスは述べた。

”しかし、彼等がぜひやらなければならないことだ”。

 製造者が不活性成分を競争相手から秘密にすることを許している法律は本質的に不必要であると同グループは主張している。

会社は競争相手の不活性成分を日常的なラボ分析で調べることができるととコックスは述べた。