・出典:公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
天然香料基原物質の安全性評価のための基礎的調査研究-その3
秋田徹
静岡県立大学薬学部 黒柳正典
小林病院 小林公子
お茶の水女子大学 佐竹元吉 中村玲子
長崎国際大学薬学部 正山征洋*
徳島文理大学香川薬学部 関田節子
三栄源エフ・エフ・アイ(株) 森本隆司
東亜大学大学院 義平邦利
西日本食文化研究会 和仁皓明
*主任研究者
天然香料基原物質は、平成17年から、厚生労働大臣により許可されたもの以外は使用することが出来なくなった。
平成7年までに、使用されていた天然香料基原物質は、天然香料基原物質名簿に収載され、引き続き添加物として、使用が認められている。
厚生労働省は、これら天然香料基原物質513品についてリストアップしている。
本研究では、天然香料基原物質について、安全性評価のための基礎的調査研究を行うことにした。
天然香料基原物質の安全性を評価するためには、原材料の植物が確かであること、食経験の歴史的なバックグランドがあること、原材料の植物は有害性でないこと、有害成分を含有しないこと等が必要であるので、これらの課題について調査研究を行い、24年度は220品目の基原植物の規格案の作成を行なうこととした。
runより:天然の物が良いとは限らないのですが思った以上に少ないですね。