6. ライダー黄砂消散係数とSPM 濃度による黄砂検出の検討
気象台の黄砂の観測は主に目視によって行われているが、これとは別に黄砂飛来を確認するために、ライダー黄砂消散係数をベースに検出する方法を検討した。
黄砂時にライダー消散係数とSPM 時間値の変化が同期するケースが多いことから、両者の相関係数やSPM濃度などの条件を設定し、黄砂飛来の可能性のある日を抽出した。
そのうち、気象台の観測した黄砂日でない日は3 年間で28 日あり、これらの事例について天気図、後方流跡線などのデータをもとに黄砂の飛来について検証した。
その結果、概ねその飛来を確認でき、気象台の黄砂日でない日に検出された黄砂は、夜間に飛来していることが多く、全体的な黄砂飛来把握の方法として有効と思われた。
runより:黄砂の怖い所は有害物質のライダー(運び屋)であり最早特定も出来ない状態だという事です。
黄砂そのものの脅威はPM2.5として粘膜や肺を侵して害となります。
平成23年、24年度は明日以降掲載しますね。