・病院の環境
患者の病室は、患者がそこでほとんどの時間を過ごすので、恐らく病院の中で最も重要な注力すべき場所である。
現実には完璧にケミカルフリーな環境を確保することは不可能であるが、患者/介護者との協議及び優良事例(GP)に基づき、刺激物への不必要な曝露を防止するためにとることができる措置がある。
各部門、各シフトで最低1人の職員がMCSW患者の臨床的必要に対応可能であることが推奨される。MCSW患者は、(臨床理的に基づく)患者の医療記録中の全ての刺激物を記録してもらうべきである。
刺激物はアレルギー性物質として記録されるかもしれないし、記録されないかもしれない。
健康介護チームの全ての要員は、介護のための適切な準備を確実にすることができるようその患者の入院について知らされるべきである。
MCS患者の介護は、可能なら専用のバスルーム付(with ensuite facilities)個室利用を計画するのが最良である。
清掃職員は部屋が使用される前に確実に清浄にされるよう連絡がとられるべきである。
部屋はどのようなカビもや湿気もないよにすべきである。
もし、必要なら、天井仕上げ板(タイル)を変更するよう担当者に連等し、換気システムの清浄状況をチェックすべきである。
エアゾール・クリーナ、消毒液、又は脱臭剤は使用されるべきではない。全ての香料品は部屋から撤去すべきである。
ベッドの準備のために殺菌したリネンを用いるか、あるいは患者が持参するリネンを使用することができる。
訪問者は入室前に担当看護士に連絡して指示を受けるようドアの外に表示されるかもしれない。
汚染を最小にするために、患者の面倒を見る職員を割り当て、入院について患者の面倒を見るであろう全ての健康介護要員に連絡すること。
もし他の部門への移動、例えばX線部門、が必要なら、職員は患者が到着する前に連絡を受けていること。
MCS患者を移動させるとき使用されるかもしれない機器は下記にリストされている。
入院中
下記点は、各患者の要求に依存して入院中に求められるかもしれない準備のいくつかの概要を示す。
入院中の介護のプロセスは下記をふくむかもしれない。
全ての病院従業員と訪問者は、患者の部屋に入る前に看護士ステーションでチェックインし指示を受ける。
部屋のドアは常に閉めておく。
病院職員は入室前に手を洗う。
医療チャートは患者の部屋の外に置く。
患者の部屋には、花、植物、新聞、又は処理された紙を持ち込まない。
患者が入院中は一般エリアで有毒化学物質が使用されないよう清掃要員と調整を図る。
清掃担当者によるMCS患者の部屋の日々の掃除は最小とするが、下記を含む。
水だけで浸した清浄な木綿布でホコリを拭く。
浴槽、流し、トイレットの清掃には重曹を使用する。
ゴミは少なくとも一日2回は取り除く。
食事後、患者の食器を部屋に置いておかない。
部屋に湿った洗濯物やタオルを置かない。
患者が個人液にしよした後は直ちに片付ける。
runより:最後の一行は全く分らない誤字ですが著作権上そのままにします。