彼女は去らなくてはならない。
しかしどこに行けばよいのか?
私たちは多くの可能性を検討しました。スイス、北海、・・・周囲にそれほど森のないキャンプ場跡地へ戻る・・・、アルミニウム遮蔽をする、・・・でもどのように暖めるか、・・・など。
水曜日、午後3時、私のいとこの息子が彼女の車よりは安全で大きな車を持ってきました。
彼女の夫と私たちは、さようならと言いました。
彼らはどこに行けばよいのか知っていませんでした。
彼らは何をすればよいのか知っていませんでした。そこで彼らは最初に彼女のタイルの部屋に行き、それから近くの自然な場所に行きました。
彼女は車内の温度が5度Cになっても耐えていました。
そしてその後、彼らから何も連絡がありませんでした。
木曜日の午後、彼女の夫は仕事と食糧品の買い物に行かなくてはなりませんでしたが、彼女は自殺していたのです!
私はそのことを金曜日の夕方まで知りませんでした。
それが彼女の夫の意思だったからです。
私たちは、この愛すべき人・・・ひとりの人間について深い悲しみに陥りました。
もし彼女のようなケースでドイツに避難施設があれば、彼女はまだ生きていたでしょう。
もし、アメリカのダラスにある環境健康センターにあるようなクリーンルームを持った診療所がひとつでもあれば・・・。
もし、化学物質過敏症であると早くに診断することができた医師がいたなら・・・。
もし、なぜこのようなことが起きているのか知らない親類からの支援があれば・・・。
この環境病についての無知と不寛容は止めなくてはなりません。
これらはマーチン・ポール教授(訳注2)のような科学者やその他の人々によって述べられている病気なのです。
これらの病気は確かに存在するということはよく知られていることなのです。
私は7月以来、二人の自殺を見ています。
二人の大切な人間は果てしない絶望のために、何をすればよいか分からなかったのです。
二人の人間は家族の負担を感じていたのです。
二人の人間は彼らの命を必死で生きたのです。
私たちはアンジェリカを悼み、またひどい多種化学物質過敏症を持った人を助けることが出来なかったことにショックを受けています。
親類の方々の苦しみが和らぎますよう、そしてその苦しみは永遠ではないという希望を見つけますよう、神に祈ります。
このようなことは永久にあってはならないことです・・・。
このような苦痛はいつかなくなることを、そしていつか失った全てのものを回復しますよう・・・。
著者:Authors: Wolfgang and Mona B., Silvia, CSN - Chemical Sensitivity Network November 2009
各国語版
German Version: Die letzten Monate im Leben der chemikaliensensiblen Angelika S.
http://www.csn-deutschland.de/blog/2009/11/01/die-letzten-monate-im-leben-der-chemikaliensensiblen-angelika-s
English Version; The last few months of the life of Angelika S. who was chemically sensitive
http://www.csn-deutschland.de/blog/en/the-last-few-months-of-the-life-of-angelika-s-who-was-chemically-sensitive/
Italian Version: Gli ultimi mesi di vita di Angelica S., malata di Sensibilita Chimica Multipla
http://www.mcs-sos.ch/18469/52322.html
Spanish Version: ESTA VEZ LA MUERTE FUE POR SENSIBILIDAD QUIMICA MULTIPLE
http://www.fibroamigosunidos.com/noticias-en-nuestro-portal-f1/esta-vez-la-muerte-fue-por-sensibilidad-quimica-multiple-t13556.htm
Japanese Version: 化学物質過敏症患者アンジェリカ 最後の数ヶ月の生活
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/sick_school/cs_kaigai/Germany/CSN_Angelika.html
runより:日本でもこういう事がありました、自ら命を絶つという選択をしたアンジェリカ夫妻ですが・・・もっと闘ってほしかった(>_<)
気持ちは痛いほど分かります、でも・・・もっと何か出来た様な気がします。
この場合死因は自殺で多種類化学物質過敏症では無いんです、化学物質過敏症で死ぬのは喘息とアナフィラキシーくらいなのですがやはり死因は化学物質過敏症ではなく喘息とかになります。
多種類化学物質過敏症は自覚症状で苦しみますがまず殺されないという恐ろしい病気です、この病気に対抗するには周囲の理解、知識、行動が必要だと思います。
小さな事でも喜び、生きる執念を持ち、諦めない、挑戦、色々な事をしながら立ち向かう事が大事だと思います。
ホタルの様な小さな光でも見えているのならあきらめる事は必要無いと私は思います。