ひどい化学物質過敏症は被害者の人生を困難にする:5 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・正当性の論争

 もちろん懐疑派もいる。

全ての人々がこの新しいモデルが正当であると納得しているわけではない。

2008年にイタリアのパドバ大学の心理学者ゲズアルド・ズッコによるひとりのイタリア人の事例研究は、化学的に不耐性な人は、”治療を必要とする衰弱性心理的障害”を持っていると結論付けた。

1992年に自動車事故にあった後、この36歳の患者は化学物質過敏がひどく、時には吐いたりめまいがすると訴えた。

 実験室で彼女は、”空の刺激”(臭気が全くない)、かつては彼女が好きであった臭気(ココナッツ、バナナ)、そして症状が出ると彼女が言う臭気(テレビン油、塗料)への曝露受けた。

彼女が報告した症状は、その臭気の安全性について彼女が与えられていた情報に直接的に関連していた。

もし彼女が空の刺激又は好きな臭気が実際に有害であると告げられると、彼女は悪い反応を示し、もし彼女がそれは彼女が好きであるとした臭気であると告げられると彼女は悪い反応は示さなかった。

”テストを通じて顕著な一貫性がある”とズッコは言う。

そして”第一に、患者は、その病気は元来、生物学的なものであると本当に信じていることは注目に値する”。

このことは、TILT 患者は自分立ちは身体的疾病で苦しんでいると自身にレッテルを張っているので、TILT 患者の中では非常に一般的な態度である。

 調査の後、その患者は、症状は心理的なものであるというズッコの結論を受け入れた。

認識精神療法は、”彼女がほとんどの症状になんとか対処することを可能にし、彼女は改善されていることを私に知らせるために、クリスマスカードを数年間送ってきた”と彼は言う。

 しかし、ズッコでさえ、全ての症例が心理的なものであるとは主張しない。ある人は、”生物学的あるいは有機的起源をもつかもしれない”と、彼は言う。”この研究の重要な点は、その違いを見分けることができるということである”。

 ミラーは、異なる見解を持つ。

TILT は、より過敏でより興奮しやすい大脳辺縁系から出現すると彼女は言う。

ぜんそく、うつ、パニック障害は病気で苦しむ人の家族の中にも伝わる傾向がある。

刺激をコントロールするための逃避行動であり得る内気もまた、もっと一般的に広まっている。

 言い換えれば、脳の基礎的生物学から出現する個性の形成は、個人を TILT のリスクにさらし、その病気に敏感になりやすくするもうひとつの要因であリ得ると彼女は言う。

 いつの日にか、あなたは相談のために医師のオフィスにいき、あなたの病歴についての一束の書類と一緒に、あなたは異なる一式の質問 QEESI を与えられることを希望する。

あなたは1から10までの程度を示す数字のどれかを選ぶ。

ディーゼルの排気ガス又は塗料シンナーを吸った後気分が悪くなるか? 通常ではない食物への願望があるか?

 家でガスストーブ又は繊維柔軟剤を使用しているか? 薬物治療(薬品)に奇妙に過敏に見えるか?

 めまい、発疹、集中困難、頭痛、躁鬱などのような説明のつかない病に悩まされているか? あなたは、あなたのQEESIスコアを与えられるであろう。そしてもし、あなたが TILTのリスクがあるように見える5人のうちの1人なら、あなたは生活様式と食事を変えることを勧められるであろう。

 あなたは、ミラーがある会議で研究の成果を発表した後にミラーが話しかけた心理学者のようである。

 ”その女性は QEESI を試みて、TILT の大きなリスクがあることを見つけた。彼女は、家中のカーペットを新しい合成カーペットにする注文をしたばかりであった。そして彼女は私に言った。’私は病気ではなく、私は病気になりたくない。私はカーペットの注文をキャンセルし、その代わりに陶器製のタイルにしようとしている。”

runより:以上です、QEESIは少し改定した方がいいとは思いますが今でも使える十分使えるという事は間違いないです。