豆乳等によるアレルギーについて-6 | 化学物質過敏症 runのブログ

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5.消費者へのアドバイス
カバノキ科の花粉症の方やりんご、ももを食べて喉がかゆくなる方は、今後豆乳等による口腔アレルギーを発症する可能性がありますので、注意が必要です。

豆乳等を摂取してアレルギー様の症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診しましょう豆乳等による口腔アレルギー症候群は、豆腐などの大豆加工食品は摂取可能な場合もあるなど、通常の大豆アレルギーとは異なる特徴を有しているとされています

カバノキ科の花粉症やりんご、ももを食べて喉がかゆくなるなど果物アレルギーの方は、今後豆乳等による口腔アレルギーを発症する可能性がありますので注意が必要です。

初めて豆乳等を摂取する方も、少量から摂取した方が良いでしょう。また、豆乳等を摂取してアレルギー様の症状が出た場合は、直ちに医療機関を受診しましょう。
なお、自分がカバノキ科の花粉症かどうかは、医療機関で血液検査を受けることで知ることができます。

6.業界への要望
消費者が豆乳等によるアレルギーについて正しい知識を身に付けられるよう、積極的に啓発するとともに注意表示を拡充するよう要望しますPIO-NET には、豆乳等を摂取してアレルギー症状を発症したという危害相談が寄せられています。

豆乳等による口腔アレルギー症候群は近年症例数が増加しているとされていますが、市販の豆乳等の商品に記載された注意表示を調査したところ、豆乳による口腔アレルギー症候群に特化した注意表示がなされている商品もありましたが、記載内容は銘柄ごとに異なっていました。
消費者が豆乳等によるアレルギーについて正しい知識を身に付けられるよう、積極的に啓発するとともに注意表示を拡充するよう要望します。
○要望先
日本豆乳協会
○情報提供先
消費者庁 消費者安全課
消費者庁 食品表示企画課
消費者委員会 事務局
日本豆腐協会
本件問い合わせ先
商品テスト部:042-758-3165
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7.参考資料
●「豆乳類の日本農林規格」 (一部抜粋)
(適用の範囲)
第1 条 この規格は、豆乳、調製豆乳及び豆乳飲料に適用する。
(定義)
第2 条 この規格において、次の表の左欄に掲げる用語の定義は、それぞれ同表の右欄に掲げるとおりとする。
用語 定義
豆乳 大豆(粉末状のもの及び脱脂したものを除く。以下同じ。)から熱水等によりたん白質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状の飲料(以下「大豆豆乳液」という。)であつて大豆固形分が8 %以上のものをいう。

調製豆乳 次に掲げるものをいう。
1 大豆豆乳液に大豆油その他の植物油脂及び砂糖類、食塩等の調味料を加えた乳状の飲料(以下「調製豆乳液」という。)であつて大豆固形分が6 %以上のもの
2 脱脂加工大豆(大豆を加えたものを含む。)から熱水等によりたん白質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られたものに大豆油その他の植物油脂及び砂糖類、食塩等の調味料を加えた乳状の飲料(以下「調製脱脂大豆豆乳液」という。)
であつて大豆固形分が6 %以上のもの。


豆乳飲料 次に掲げるものをいう。
1 調製豆乳液又は調製脱脂大豆豆乳液に粉末大豆たん白(大豆豆乳液、調製豆乳液若しくは調製脱脂大豆豆乳液を乾燥して粉末状にしたもの又は大豆を原料とした粉末状植物性たん白のうち繊維質を除去して得られたものをいう。以下同じ。)を加えた乳状の飲料(調製豆乳液又は調製脱脂大豆豆乳液を主原料としたものに限る。
以下「調製粉末大豆豆乳液」という。)であつて大豆固形分が4 %以上のもの
2 調製豆乳液、調製脱脂大豆豆乳液又は調製粉末大豆豆乳液に果実の搾汁(果実ピユーレー及び果実の搾汁と果実ピユーレーとを混合したものを含む。以下同じ。)、野菜の搾汁、乳又は乳製品、殻類粉末等の風味原料を加えた乳状の飲料(風味原料の固形分が大豆固形分より少なく、かつ、果実の搾汁を加えたものにあつては果実の搾汁の原材料に占める重量の割合が10 %未満であり、乳又は乳製品を加えたものにあつては乳固形分が3 %未満であり、かつ、乳酸菌飲料でないものに限る。)であつて大豆固形分が4 %以上(果実の搾汁の原材料に占める重量の割合が5 %以上10 %未満のものにあつては2 %以上)のもの

●典型的な豆乳等によるアレルギー患者さんの病歴(国立病院機構相模原病院)以下に典型的な豆乳等によるアレルギー患者さんの病歴を示します。
【症例】39 歳女性
【既往歴】これまで花粉症以外の病気はない。
【経過】27 歳から春の花粉症を発症。33 歳からリンゴを食べると喉がかゆくなるようになった。

リンゴ以外にもモモ、ナシ、サクランボでも同じ症状が出る。

これまでに豆乳は飲んだことがあるが、いつ飲んだかは覚えていない。豆乳でアレルギー症状が出た記憶はない。その他の大豆製品は普通に摂取している。
発症日:2012 年5 月某日、朝食時にスーパーで購入した豆乳飲料を200 ml 飲んだ。

その15 分後、喉の痛み、痒みが始まり、鼻づまり、瞼まぶたの腫れ、顔面の発赤などの症状も出現。

その後、喉が詰まる感じがあり、声もかすれてきて息苦しくなったために救急車で救急病院を受診し、アレルギーの治療を受けて改善した。
【アレルギー検査】
血液特異的IgE 抗体価検査;シラカンバ24.2 Ua/ml(クラス4)
ハンノキ25.7 Ua/ml(クラス4)
大豆<0.35 Ua/ml(クラス0)
皮膚テスト(Prick-to-prick test);症状が誘発された豆乳飲料で陽性
【診断】
#1 豆乳によるアナフィラキシー
#2 カバノキ科花粉による花粉食物アレルギー症候群(口腔アレルギー症候群)
【その後の経過】
豆乳は一切取らないようにしている。その他の大豆製品では通常問題ないが、豆腐やもやしのサラダなど食べたときに少し喉がかゆくなることがあるので、喉がかゆくなる製品はたくさん摂取しないようにしている。


runより:以上ですが怖い話ですね、口腔アレルギーは何に反応するのかはっきりしないので面倒なんです。

ちなみに柔軟剤被害事例が150件以上になってました、60件程増加してますね。

また集めるのか~(^^:)