豆乳等によるアレルギーについて-4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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3.表示調査
(1)食物アレルギーに係る表示について
アレルギー物質を含む加工食品の表示については、食物アレルギーを引き起こすことが明らかになった食品のうち、特に発症数や重篤度を勘案して表示する必要性の高い7 品目(特定原
材料(えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生))については内閣府令で表示が義務付けられており、20 品目(特定原材料に準ずるもの(あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、カシューナッツ、ごま))(注8)については通知により可能な限り表示するよう推奨されています。
(注8)「アレルギー物質を含む食品に関する表示について」(平成25 年9 月20 日付消食表第257 号)において、新たに、カシューナッツ及びごまの2 品目を特定原材料に準ずるものに追加する旨が通知されました。

(2)豆乳等の食物アレルギーに係わる表示調査
神奈川県内のスーパーマーケット、コンビニエンスストア等で販売されている豆乳等(注1)について、商品のパッケージに大豆や豆乳による食物アレルギーに係る注意表示があるかを調べました(調査時期:2013 年10 月)。
その結果、調査した28 銘柄(「豆乳類の日本農林規格」の豆乳類23 銘柄(豆乳6 銘柄、調製豆乳9 銘柄、豆乳飲料8 銘柄)、その他の飲料5 銘柄)全ての銘柄において、原材料表示に「大豆」との記載があり、そのうち26 銘柄には、大豆アレルギーの方は摂取を控える旨の注意表示がなされていました。

また、17 銘柄に、「初めて飲用される方で、他の大豆食品によりアレルギー症状が出ない方でも、ごくまれにアレルギー発症例がございます。

初めての飲用または体調不良の時にはごく少量でのご試飲をおすすめいたします」など、豆乳による口腔アレルギー症候群に関連すると思われる注意表示がありました(表2)。

表2.食物アレルギーに係る表示調査結果(n=28)
表示内容 表示があった銘柄数 表示例
大豆アレルギーの方は摂取を控える旨の表示
26
・大豆アレルギーの方はお控えください。
・大豆アレルギー体質の方は、摂取をお控えください。
・大豆アレルギー体質の方は、飲用をお控えください。
豆乳による口腔アレルギー症候群に係る注意表示
17
・初めて飲用される方で、他の大豆食品によりアレルギー症状が出ない方でも、ごくまれにアレルギー発症例がございます。初めての飲用または体調不良の時にはごく少量でのご試飲をおすすめいたします。
・他の大豆食品でアレルギー症状が出ない方でも、ごくまれにアレルギー発症例があります。初めての飲用または体調不良の場合は、ごく少量で試飲いただくことをおすすめします。
・他の大豆食品でアレルギー症状が出ない方でも、ごくまれにアレルギー発症例がありますので、少量からの試飲をおすすめします。