豆乳等によるアレルギーについて-2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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1.主な相談事例
PIO-NET には、豆乳等によるアレルギーに関する相談が2008 年度以降2013 年10 月末日までに15 件寄せられています。主な事例は以下の通りです。
※相談事例は症状等も含め相談者の申し出に基づくものです。
【事例1】母が試供品でもらった大豆飲料を飲んだところ、アレルギー症状を発症した
スーパーで125ml 入りの大豆飲料を試供品として母がもらってきた。夕方に母が家で半分ほど飲んだところ、約15 分後にせきと痰、目のかゆみ、腫れ、鼻水が出てきた。すぐに病院を受
診したところ、アレルギー反応と診断された。何に対するアレルギーかは検査していないため分からないが、母はこれまで大豆アレルギーを発症したことはない。
(受付年月:2013 年5 月、被害者:東京都・70 歳代・女性)

【事例2】無調整の有機豆乳を飲んだら、目の周りがかゆくなり腫れてしまった健康に良いとテレビで放送していたので、牛乳のようなものだと思い、初めて豆乳を購入した。

朝、180cc くらいをコップに入れて一気に飲んだところ、すぐに目の周りが赤く、かゆくなり、ひどく腫れてしまった。
自分は豆腐や納豆を食べても大丈夫である。牛乳や卵でアレルギーになることは知っていたが、豆乳でアレルギーになるとは知らなかった。豆乳アレルギーに関する注意表示はなかった。
(受付年月:2012 年4 月、被害者:埼玉県・60 歳代・女性)

【事例3】調製豆乳を飲んだらアナフィラキシー(注6)を起こし入院した
娘が調製豆乳を飲んで会社に出かけたところ、途中で気分が悪くなり、タクシーで病院へ行った。

顔が真っ赤になりじんましんが出て呼吸困難もあり、1 日入院した。

診断書には「アナフラキシィ」と書かれている。

娘は、大豆アレルギーなどはなく、豆腐を食べても大丈夫であり、今までも豆乳を飲んだことはあるが、アレルギー症状を起こしたのは初めてである。
その商品には、「大豆アレルギーの可能性のある場合は十分注意してください」、「他の大豆食品によりアレルギー症状が出ない人でも、ごくまれにアレルギー発症例がありますので、初めての飲用の場合や体調不良の時はごく少量でのご試飲をすすめる」との注意表示があった。
(受付年月:2011 年6 月、被害者:京都府・20 歳代・女性)
(注6)アナフィラキシー:アレルギー反応により、蕁麻疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、ゼーゼー、息苦しさなどの呼吸器症状が、複数同時にかつ急激に出現した状態をアナフィラキシーという。

その中でも、血圧が低下し意識レベルの低下や脱力を来すような場合を特にアナフィラキシーショックと呼び、直ちに対応しないと生命にかかわる重篤な状態を意味する。
「平成23 年3 月 厚生労働省 保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」より


runより:大豆アレルギーではなくても豆乳でアナフィラキシーとは予想も出来ないでしょうね。

口腔アレルギーの怖さが分る話です。