第21章 家族の問題 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:慢性疲労症候群(CFS)入門
http://spinozafj.web.fc2.com/mangcfs.html
・第21章 家族の問題

慢性疲労症候群と線維筋痛は家族に衝撃を与えます。ストレスが増えて、予測可能性が不確実さで置き換えられて、感情が強められて、そして生活の多くの実用面が変えられます。

家の人々が直面する問題として以下が挙げられます:

?追加の家事
?追加の育児責任
?経済的負担
?介護責任(CFSあるいはFMの人のための)
?将来への心配・不安
?どのように病気の人を助けるかについての不確実さ
?憤慨とフラストレーション
?悲しみと抑鬱
?ストレスの増加
?親交の喪失
?性的不全
?ぎくしゃくしたコミュニケーション
?社交的な付き合いができない

家族の適応は以下で説明する四つの問題に焦点を合わせます。

(カップルの問題は次の章で検討します)

家事を再分配する

CFSと線維筋痛は普通、買い物、料理、掃除、洗濯、請求書の支払い、そして育児のような家事の再分配を引き起こします。

CFS あるいは FM の人が以前のように同じ方法で家事をすることはできないので、主に二つの選択を取ります。

再び割り当てるか、あるいは簡略化します。

「再び割り当てる」ことは、病人がかつてしていた作業の一部あるいはすべてをしてもらうため他の誰かを見付けることを意味します。

たぶん最もよくある解決策は、以前病人によってなされていた務めの幾つか、あるいは多くでさえを配偶者が引き継ぐことです。

しかし、他の解決策もあります。

同居している子供がいるならば、子供は、自分の部屋をきれいにしておき、食事の支度を手伝い、自分で洗濯をするような、さまざまな方法で貢献することができます。

成人した子供が近くに住んでいるならば、子供は同様に実用的な助けを申し出るかもしれません。

もう一つの解決策法は、例えば、代金を支払って、時折あるいは定期的に清掃サービスを雇います。

「簡略化する」ことは、何かをし続けることを意味しますが、念入りでないか、あるいは完全でない方法で続けます。

例えば、それほど頻繁に家を掃除しないか、あるいはそれほど手の込んだ料理を作らないなどです。

一部の人々は、例えば、一軒家から分譲マンションに引っ越すことによって、家を小型化することによって簡略化します。

CFSとFMへの便宜がしばしば必要とされている一方、病人はペーシングを使うことによって作業の量を増やすことができるかもしれません。

例えば、食事の支度の間に休憩して、食事の支度をいくつかの短い期間に分けることで、症状を強めずにCFS/FMの誰もが夕食を作ることを可能にするかもしれません。

作業期間の長さは、立ってするよりむしろ座ってすることによって増やされるかもしれません。

また、家事のすべてを一度でするよりも1週間かけてすることによって、CFSあるいはFMの人がプッシュ・アンド・クラッシュの症候群を避けることができます。

最終的に、CFSあるいはFMとのほとんどの人々は1日のうちに良い時間帯と、悪い時間帯があります。その日の良い時間帯に活動することによって、より多くのことができ、そして症状の突然の悪化を避けることができます。