その5:保土ヶ谷高校シックスクール事故の顛末記 Ⅶ(最終回) | 化学物質過敏症 runのブログ

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■今後も防水工事事故は起きる恐れ
 防水工事でまた事故が発生してしまうのではないか。

100校計画で建てられた県立高校のコンクリートの状態は、決して良いとは言えない。

クラックだらけのコンクリートスラブ。

保全協会への委託制度で、安全な防水工事はできるのか。防水幕をはがした後に、大きなクラックが見つかったら追加工事はできるのか。

追加予算措置は? 


 ホームセンターで「★★★★の接着剤」をよく見ると、酢酸エチル、アセトンの含有を明記してあった。

規制されたVOCは使用せず、代替えの有害な化学物質は使用されている。

今後はTVOCの検査は、絶対に実施すべきです。

厚生労働省の指針値トルエン換算400μg/m3を超えた時は、詳細な検査をしていただきたい。

先生方も我慢せずに、緊急の検査を必ず要請して下さい。

生徒のために!


■悪化する学校教育環境
 神奈川県内の公立高校では、耐震強度不足のため校舎建て替え工事が行われている。

工事中、生徒は仮設校舎で授業を受けなければならない。

仮設校舎で体調を崩す教職員がいる。生徒は大丈夫なのだろうか。

教室や廊下のビニールタイルをよく見ると、接着剤の筋目が見える。強力な接着剤で張り付けているためである。

階下の教室や廊下にVOCが漏れ出ているのではないか。

 制汗剤の使い過ぎ(体育の後、教室や廊下は揮発性の臭気が充満する)。

油性マジックの使用。文化祭の装飾材料、クラスTシャツのインクの臭気。

タバコの臭い(教職員の喫煙者は少ないとは言えない。

黒板近くの生徒は、「臭い」と言っていた)。

携帯電話の電磁波の影響など。

 安全で健康的な環境の中で、生徒が自らの夢を見つけ、大きく育ってくれることを心から願っています。

事故の実態を、7回にわたって掲載して下さった化学物質問題市民研究会に心よりお礼申し上げます。

 一人で苦しんでいるシックハウス症候群・化学物質過敏症の患者同士の情報の共有が、今後の事故を防ぐことになるのではないでしょうか。

私もあなたも一人ではありません! 未来の子供たちのために頑張りましょう!

 今後のためにも、化学物質の危険性に関する情報のご教示を、心よりお願い申し上げます。(おわり)


runより:今回が最終回との事ですがこれまでの記録からかなりずさんな工事だった事が判ります。

しかしこれでも裁判でまだ勝っていないんですよ、この事件で勝てなかったら一体どうなってしまうのだろう?

F4スターの事が書いてますが私が以前から言っている通り既にシックハウス症候群、化学物質過敏症になった人には意味ありません。

基本的にホルムアルデヒドを減らした物なので規制された化学物質以外はホイホイ使われています。

毒はしょせん毒、ホルムアルデヒドが主犯だと決め付けた結果が新しいシックハウス症候群患者を生み出しています。