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猫がいる家でアロマをたくと命にかかわる!? 獣医師が解説
2013年11月29日(金)13:02

(マイナビニュース)
仕事で疲れた時、読書をしている時、布団でリラックスしている時になど、アロマをたいて楽しむ人も多いでしょう。

でも待ってください。

ご自宅に猫ちゃんはいませんか?

今回は、猫がいる家でアロマをたいてはいけない理由を解説します。


○猫がいる家でアロマをたいてはいけないって本当ですか?


猫を飼っている方でアロマテラピーが好きな人は多いです。

猫がいる部屋ではアロマを炊かない方がいいのか、ネットで検索すると様々な情報が出てきて混乱してしまうかもしれません。


結論を先に言ってしまうと、猫がいる部屋ではアロマをたかない方がいいです。

アロマテラピーに使われる精油を舐めた猫が死亡した例や、毎日アロマを炊いた部屋で一緒に住んでいた猫が血液検査で肝臓の値が著しく高かった例が報告されています。

なぜアロマテラピーが猫の体に合わないのか、順を追って説明していきましょう。


○アロマテラピーに使われる精油とはなにか


アロマテラピーに使用される精油またはエッセンシャルオイルとは、特定の植物から抽出して製造されたものです。

植物から抽出された純度100%のもののみを精油と呼び、不純物が混ざっていてはいけません。

1mlの精油を製造するのにその100から1,000倍の質量の植物が必要なため、種類によっては大変貴重で高価になります。

100%天然植物由来の精油ですが、特殊な製造行程により極度に濃縮されているため人間でも誤って飲み込んでしまうと危険です。


○なぜ猫には精油が危険なのか


なぜ猫には精油が危険なのか。

一番の理由は、猫の肝臓の機能が犬や人間の肝臓と少し違うからです。

肝臓の重要な働きのひとつに、解毒があります。

肝臓は体にとって有害な物質を無害な物質に変化させています。

猫の肝臓には、重要な解毒機構のひとつであるグルクロン酸抱合がないことがわかっています。

そのため本来グルクロン酸抱合で分解されるべき精油の一部の成分が、解毒できず、体に溜まって悪影響を与えているのです。

同様に、グルクロン酸抱合の能力が弱いとされるフェレットでも、精油の毒性がでやすいことが分かっています。


○なぜ猫はグルクロン酸抱合ができないのか?


猫が人間や犬と一番異なる点は、完全肉食動物だということです。

ネコ科の動物は肉を摂食しないと生きていけない完全肉食動物です。

つまり、人間のベジタリアンの方のように野菜と穀物だけでは生きていけないのです。


犬も肉が大好きですが、肉を摂食しなくても生きていけるため雑食動物に分類されます。

そして、フェレットも完全肉食動物です。完全肉食動物である猫とフェレットがグルクロン酸抱合の能力が低いのは偶然ではないでしょう。

野生の完全肉食動物は植物をあまり摂取しないため、肉食に合った肝機能が残り、グルクロン酸抱合など不必要な能力は退化したのだと考えられます。