その19:第6部:化学物質過敏症に関する情報収集、解析調査報告書 | 化学物質過敏症 runのブログ

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2)調査結果
検索の結果、71 件の記事(日付や見出しが重複した記事を除く)が得られ、このうち一連の案件を1 件としてまとめた結果、30 件の事例が抽出された。
事例の概要とその記事件数をみると、東京都杉並区の不燃ゴミ中継施設をめぐる記事件数が20 件と群を抜いて多くなっており、続いて大阪府堺市の保育園新設園舎でのシックハウス症候群問題が6 件、沖縄県西原町の医療廃棄物不法焼却をめぐる問題が5 件などとなっている。
問題の発生箇所についてみると、個人住宅における事例が8 件、学校施設における事例が8 件、役所や病院、工場など職場における事例が7 件などとなっており、中でも学校施設の事例については記事件数が20 件近くと、マスコミにおける関心の高さがうかがえる結果となっている。
地域別・疾患別事例数を表-4.4.4 に、年別・疾患別事例数を図-4.4.1 に示す。
地域別・疾患別でみると、全国11 都道府県において、シックハウス症候群によるとされる事例が10 件、化学物質過敏症によるとされる事例が20 件抽出された。

化学物質過敏症のうち「その他」としているのは、複数の報告があった化学物質そのものの規制に関するものである。

事例数では、東京都における化学物質過敏症によるとされる事例が7 件、大阪府におけるシックハウス症候群によるとされる事例が5 件、と両大都市圏での事例が多くなっている。
年別・疾患別事例数では、平成15 年(2003 年)の10 件をピークとして、平成13年(2001 年)~平成17 年(2005 年)にかけての事例数が多くなっている。
30 件の事例についての概要は表-4.4.4 に示すとおりである。なお、71 件の記事については参考資料に添付した。

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